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翻訳・WEB・キャリアを極める?楽しく正しく新しい会社経営&オリンピックへの道?

小さな親切は次の人へ・・・

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「大里さん、シャツが出てますよ」「ストッキングが伝線しています」と時々社内のスタッフがささやいてくれる。たいそうありがたい親切だ。
さて、この小さな親切を返してあげたいのだが、社内で返せることはあまりない。(それだけ、うちのスタッフはしっかりしているというべきか、私が子供のようであるというべきか・・・)

昨日、夫と道を歩いていたら、黒のスーツでばっちり決めて颯爽と早足で歩いている若い女性とすれ違った。土曜日だが、商談か面接なのであろうか??
すれ違いざま、夫に「ところで、あの白いもの何?」と言われて振り返ったら、シャツのすそなのか、もしかしたら下着なのか、ひらひらとジャケットの裾から出ているものがあった。

あっ、と思い、声をかけてあげたかったのだが、彼女は道の向こう側。信号は既に赤。道路を挟んで、「そこの黒いスーツのお嬢さん、シャツが出ていますよ~」
なんて叫ぶ勇気と親切は・・・なかった。申し訳ない。どなたか親切な人がこっそり教えてくれるといいなぁ、と祈るのみ。

その後、ランチをとるため、カフェで行列に並んだ。ちょうど前に外国人が並んでいて、「プロシュートサンドイッチ」と英語で言って、ショーケースを指した。
英語がうまく聞き取れなかったらしい店員は隣にあった「モッツレラサンドイッチ」を取って、わざわざ「こちらでよろしいですか?」と聞いて確認をとっていたが、その外国人は「Yes」と答えた。
あれ~?気が変わったのかなぁ?でも、たぶん、ちゃんと確認していないだけなんだろうなぁ。。。。

プロシュートサンドイッチにもチーズは入っているのだから、そんなに大きな違いではないか。
う~ん、でも、道の向こう側ではなく、隣だからなぁ。私、気がついちゃったし。

そこで、「Excuse me, but.......」とその外国人に尋ねたら、やっぱりプロシュートサンドイッチではないと気付いていなかった様子。その外国人は喜んでくれて、「Thank you」と感謝してくれた。私としては、この感謝は、あのひらひらが出ていたお嬢さんに言ってあげてほしい気分であった。

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