プロジェクトマネジメントにおける三要素
WEBディレクターや翻訳コーディネーターの面接で「プロジェクトをマネジメントする上で、これだけは絶対に管理しなければいけない3つのアイテムがあるのですが、何だかわかりますか?」とよく質問する。
すんなり答えられる人もいるけれでも、2つくらいで詰まる人も多い。
そもそも、質問の意図がとりにくいこともあり(もっといい質問の仕方を教えて下さい)、答えに何を期待されているのか困って、何も言えない人もいる。
私たちとしては「品質、納期、コスト」と答えてほしかったのだけど。
「3つの答えがすんなり出る」=「プロジェクトマネジメントが上手」とは思っていない。
このブログをたまたまた見ていたら簡単に答えられるくらい、「知識」としてはたいしたことではないから。
ただ、フレームワークを活用して物事を考えることが上手、またはフレームワークに沿って仕事をすることが上手な人だろうとは思う。
実際プロジェクトをマネジメントしていると、
クライアントとの良好な関係を築くこと、プロジェクトメンバーの選定、仕様を決めること・・・・などなど
「そんな簡単じゃないよ」と言いたくなるぐらい管理しなければいけないアイテムはたくさんあるものだ。
だからこそ、「すべてのことはこの3つを管理するために必要なことなのだ」とシンプルに考えなければ仕事などやっていられない。
ところで先の質問の答えに2つで詰まる人は必ず「コスト」が答えられない。
世の中、コスト管理をしなくてよいプロジェクトマネジメントがたくさんあるのだ。
公的性格を帯びている仕事はそういうものが多いし、民間企業でも既にコストは管理された状態でスタッフにプロジェクトマネジメントをさせることのほうが多いようだ。
コスト(利益)をコントロールするのって面白いのに残念ね。