Pマーク取得!:これで土俵から締め出されなくてすむ
近頃よく「御社はPマークを取得されていますか?」と尋ねられる。企業によっては「Pマークを取得していない会社とはお取引をしないことにしています」と申し訳なさそうに、でもはっきり言われる。個人情報を扱わない業務でそう言われると、正直嫌な気分になってしまう。
M&Aのための資料など、機密情報の翻訳を手がけるアークコミュニケーションズとしてはセキュリティはとても大事なものであるので、コストをかけて対策を練っている。
例えば、「紙」媒体であれば
・裏紙はどんな紙でも絶対使わない
・重要であろうがなかろうが書類は必ず溶廃棄処理する
・FAXで受けるものは他と区別するためにすべて緑色の用紙を使う
など。
が、こんな対策の一環を語るより、「はい、Pマークは取得済みです」と言ったほうが説得力があるから、第三者の発行する資格は大事だ。
「Pマークを取得しなくてもちゃんとセキュリティ対策はしているもん!!Pマーク取得のために誰かを儲けさせるのも腹が立つし、これって中小企業いじめじゃないの??」と、以前はかなりぶつぶつ言っていたのだが・・・・
え~、このたび当社もPマークを取得しました!!!
今までまどろっこしく当社のセキュリティについて説明していたことを一切しなくてよいかと思うと気分爽快。Pマークに不信感があった私の態度もコロリと変わってしまった^^;
そもそもなぜ不信感があったかというと・・・一時期、ISOを取得しないとヨーロッパの企業と取引出来ないのではないかという不安がありメーカーが一斉に取得に動き出したことがある。そう、締め出しを恐れてのことだ。Pマークもそういうものにならなければいいのだけど。実態の伴わない資格なんて空しい。
去年はPマークを取得するために要求されたことを実現することに追われてしまった感がある。(正直、当社と直接の取引がない、例えばビルのオーナーが雇っているメンテナンス会社とも機密保持に関する契約を結ばなければいけない時は少々うんざりしてしまった)
今年は自分たちが必要と思うセキュリティ対策をもっと進めたいなぁ。