6%に入った!:10周年のお祝いを羨ましく思う
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社外取締役を務めている株式会社アイディーエスが10周年を迎えた。私自身も創業間もない頃から約8年半、アークコミュニケーションズを設立するまで席をおいて経営に参画した。
社長と名のつく人は40人に一人もいる。だが、94%は起業して10年以内に会社をつぶすそうだ。そういう中で毎年黒字を出し続けたことは本当に素晴らしい!と起業してまだ2年目で、ひいこら言っている新米社長は強く感じたのであった。
今後のますますの繁栄を祈願して、神主さんを呼んで祝詞を読んでいただいた。
実は大里家は、室町時代から続いた神社の宮司の家である。実家には立派そうな家系図があり、代々長男には「吉」の字が受け継がれている。ちなみにそれは祖父の「吉足」で途絶えた。なぜ息子たちに「吉」の字をつけなかったのか、不思議に思って祖父に聞いたところ、「そろそろご先祖様も飽いたやろうと思うて」と答えた。長く続いた伝統もこうやって(?)途絶えるのである。
さてこういうときにこそ私の出番である。さっそく「さかき」のまわし方をえらそうに社長や副社長に教えた。(が、実は長らくやっていなかったので、かなり不安だった)
祝詞を読んでいる調子や姿がおかしかったらしく、副社長のN氏が傍らで笑いを抑えるのに苦労している。父が子供の頃、祝詞の様子があまりにおかしいので、くすくす笑っていたら、祖父に目から火花が飛び出るほど強く拳骨をくらったと言っていたことを急に思い出した。大人でもやっぱり奇異に感じるらしい。
私はというと、アークコミュニケーションズが10周年を迎える際は、絶対「雅楽」付きにしようと思っていた。
それには、まず2年目を乗り切らなきゃね。
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