小さい組織における社員教育ー読書
お金も人もいない小さい組織における社員教育を、皆さまどのようにされているのでしょう?当社は社員のInputとOutputを量でバランスをとることがキーと考え、Inputの手段として1に仕事を通して、2に読書、3に人との交流と思っています。
私見ですが、Output量とInput量のバランスがとれていると、社員は健全に仕事が出来、成長出来ると思っています。(質の議論は量が満たされた後に行うものだと思っているので、まずは量に注目します。)忙しい小さな組織は大きな組織に比べて、Output量について心配する必要はあまりありません。しかるに、大きな組織に比べてなかなか系統だった教育を行っていないことが多いので、会社としてInput量をあげるお手伝いをしようというのが当社の考えです。
当社の身の丈にあった援助ー私が思いついたのはまず読書です。本を月に最低1冊読むように義務付けています。(そのかわり、本代は会社が負担します。)たった一行でよいので読書感想文を書くことも義務。ちなみに、「忙しくて読めずにつんどく状態です」というコメントもOKです。
実は私はどちらかというと読書が嫌いなたちです^^;仕事と思って本をいやいや読んでいることすらあります。それでも本屋さんに行って背表紙を眺めて健全な刺激を受けることはよくあるので、本はたとえ読まなくても、買う行為自体に意義があると信じています。
実施にあたって唯一悩んだのが、今の世の中、目で知識として得る情報に関して、手段を本に限定してよいのかということです。インターネットで情報をとるのではいけないのかと。情報源が書物と思うのは私の世代までで、出版不況が騒がれる中、30代前半より若い人にはなじまないのではないかと。また私のように本を読む事が嫌いな人にはつらい援助だなぁとも感じました。
悩んでいても結論がでないので、3ヶ月のトライアルということで、先月から実施をはじめ、ボツボツ感想文が出始めたところです。今後どうなるやら??
ちなみに3の「人との交流」については月1回の食事代を援助することにしています。