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●人、●%、●億円…メディアにあふれる「数値」から、世の中のことをちょっと考えてみましょう

【100以上】 「気ままな数値解析」サイト、ついに文科省バージョン登場?

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 お役所、中でも国の省庁ともなると、一般市民からすれば縁遠い存在ですよね。普段、何をしているのか、それが私たちの日常とどんな関係があるのか、なかなか判りません。そこで、文科省が作ったのが、「どんな?文科!」というサイト。ダジャレのセンスはともかくとして、これは文科省が展開する<教育、科学技術・学術、スポーツ、文化>という4つの政策分野を、数値で解説するというマジメな試みです。文科省に関係する【100以上】の数値から、遊び感覚で文科省の施策を紹介しちゃおうというスペシャルコンテンツで、子どもはもちろん、大人でも結構楽しめるサイトに仕上がっています。
 
 つっ、ついにこの日がやってきたのかぁ・・・と一人勝手に盛り上がってみる・・・まことに勝手ながら、わたくしこのサイトを、「気ままな数値解析」文科省バージョンとして認定させていただきます(文科省のみなさん、僭越でごめんなさい!)

 さて、その内容はといえば、ゴニョゴニョ説明するよりも、実物を見てもらった方が早いのですが、、、画面に流れてくる無数の数値(これがイラスト化されていて結構かわいい)をクリックすると、その数値が意味するものの解説とともに、文科省の取り組みが紹介されるという単純明快な仕組みです。
 
090712monkasho  

 気になる数値をクリックするというのがスタンダードな使い方ですが、知りたい項目にもっと早く到達したい人には、検索パレットに数値を入力して特定の数値や分野を調べていくこともできるようになっています。そのほか、

  • 気に入ったイラストや情報に出会えたら、ぜひ印刷してみてください。オリジナルのブックレットがつくれます
  • 全ページ閲覧を果たすと、ちょっとした施しが仕掛けられている(らしい)

 など、夏休みの自由研究をちょっぴり意識した(?)作りになっています。

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 「1秒の世界」が出版されたのは2003年のこと。1秒という数値から、世の中で起こっていることを見つめ、環境破壊が進む世界に警鐘を鳴らしました。数値は現実を端的に切り取り、私たちにいろんなことを教えてくれます。数値というのは一見、無味乾燥なものですが、実は結構雄弁で、いろんなことを図るモノサシなのです・・・と、さりげなく自分の記事を宣伝してみました、すみません・・・。

 今回の文科省の試みは、普段なかなか見えにくい省庁の取り組みを、一般市民にも知ってもらおうという意欲を買いたいと思います。願わくは、文科省にとどまらず、すべての省庁が同じ取り組みをしたら、もっともっと開かれたお役所になるんですけどね。諸官庁のみなさん、その時は速攻連絡くださいね。「気ままな数値解析」認定サイトとして紹介させていただきますので。。。

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