【169.99ドル】 CES2009で一番気になったのは、Windows 7でもVAIO type Pでもない、Webbie HD
7日から米ラスベガスで開催されてきたInternational CES 2009。“ゲイツ後”初となるMicrosoftの基調講演が注目を集め、大木さん+廣江さん+林さん+加藤(テクネコ)さんが早速紹介されているソニー初のミニノート・VAIO type Pが話題となっていますね。でも、個人的に一番気になったのは、ソニーのWebbie HDという製品です。
Webbie HDは低価格のデジタルハイビジョンハンディカムです。2タイプあり、モニタースィベルの横型モデル「MHS-CM1 Webbie HD」と、縦型モデル「MHS-PM1 Webbie HD」の2製品が用意されています。すでに「MHS-CM1 Webbie HD」は米sonystyle.comで販売されており、また「MHS-PM1 Webbie HD」は今春発売予定とアナウンスされています。
一番の驚きは、その価格。MHS-CM1 Webbie HDが199.99ドル、MHS-PM1 Webbie HDが【169.99ドル】と、日本円で2万円を下回る刺激的な設定です。元々ソニーは、Handycamブランドでビデオカメラ市場のトップシェアを握っていますが、そこに今回あえてこのような価格破壊的なモデルを投入するという点は、注目に値するのではないでしょうか。
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…昨年末のYoutubeのハイビジョン動画対応の追い風もあり、Webbieのヒットは間違いないだろう。発表と同時にsonystyle.comでは上位機MHS-CM1の販売が始まっており、月内に店舗での販売も開始される。縦型のMHS-PM1は4月からの発売開始を予定している。日本投入のアナウンスは無いが、しばらくはアメリカ旅行のお土産として人気が出そうな案配だ…
※以上、Yahoo!ニュースより一部引用
SONYが日本で発売しているデジタルビデオカメラは、すべて型式が「HDR-」となっています。今回のSONYのWebbie HDは、型式が「MHS-」となっており、異なるシリーズとして位置づけるようですね。Webbie HDという名前からも判るとおり、YouTubeに代表されるWebとの連携を強く意識した製品ということでしょう。sonystyle.comで付けられているタイトルコピー『Upload your life』が象徴しているように、目指しているのはweb活用を前提とした映像ライフの提供ということだと思います。たとえばパナソニックは、youtubeが大画面で簡単に見られることをウリにした大型液晶TVを昨年発売していますが、こうした流れ、すなわち家電とWebを融合させた製品は、今後どんどん市場に投入されてくるのではないでしょうか。
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このハンディカム、現時点で日本発売の予定はないようですが、もし発売されたら、人気化するのではないでしょうか。差し当たって、サンヨーのXactiあたりが競合となるのでしょう。現にXactiシリーズは、デジタルビデオカメラ市場でも大変人気があり、価格.comのビデオカメラ部門でXacti DMX-HD800が第1位(2009/1/8現在)になっていますね。価格も3万円を下回る店もあります。SONYのWebbie HDはさらに低価格が期待できますので、まさに殴り込みをかけるカタチになります。
私が所有しているデジタルビデオカメラ(miniDV)が古くて調子も良くないため、買い換えを検討しているのですが、子どもの成長に伴ってビデオカメラの最需要期は過ぎており、積極的に検討するに至っていませんでした。ただ、こんな魅力的な価格だと、1台欲しいなぁと思ってしまいますね。昨今はTVがフルハイビジョン化していますので(我が家はまだですが)、あとは画質との相談ということになるのでしょう。Webbie HDの解像度はハイビジョン(1,440×1,080)となっていますが、果たしてどれくらいの画質なのか。スペックを見ているだけでは、私の知識ではよく判りません(詳しい方、是非教えてください!)。いずれにせよ、日本で発売されたら、是非実機を手にしてみたい製品です。。。