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【88.6%】 癒しの秋が来た!って音を、Voice Recorderで録音してみました…だから? いえ、べつに…

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 暑かった夏、まるで熱帯化したと評された今年の夏も終わりを告げつつある今日このごろ。朝晩はすっかりしのぎやすくなりましたね。今年は特にクマゼミが異常発生したとか。都心部、東京や大阪でクマゼミの大合唱が昼夜問わず鳴り響き、いろんなところでニュースにもなりました。

 大阪で4年も前から行われている「おおさか身近な生きもの調査」というのがあります。平成16年から大阪のセミの分布調査を小学生たちが行い、実態を調べているという、いわゆる“調べ学習”というやつです。ちょうどセミの活動期は、子どもたちの夏休みと重なることもあるのでしょう、4年間で269もの小学校区から約18,000人の小学生が参加し、12万個もの“セミの抜け殻”を収集したそうで、結構大がかりな調査です。その結果、大阪市内でクマゼミが異常とも言える繁殖をしている実態が明らかになりました。

 大阪府内で生息が確認されているセミは、「ニイニイゼミ」「アブラゼミ」「クマゼミ」「ミンミンゼミ」「ツクツクボウシ」「ヒグラシ」の6種類。そのうち、圧倒的な多数を占めるのが「クマゼミ」で、大阪市内では“クマゼミ率”がなんと【88.6%】にもなったそうです。調査に協力されていて、“セミ博士”として人気の大阪自然史博物館の初宿成彦学芸員の測定によると、クマゼミが集団で鳴いている地点で測定した音量は89.3dbにも達し、これは騒々しい工場内と同じレベルだったとか。

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 クマゼミの大量発生の原因は、正確には判明していません。専門家の指摘では、都会のヒートアイランド現象と、防犯対策やコンビニの増加などによって夜でも明るくなっていることだとされています。いずれにせよ、人間がもたらしたものが大きく影響していると言えそうです。確かに、あの“シャーシャー”という大合唱は強烈ですよね。私の職場でも、ついこの前まで爆音が響いていました(笑)

 それがここ数日、さわやかな音色に変わってきています。そう、「ツクツクボウシ」です。個人差があるとは思いますが、私が一番好きなのは「ヒグラシ」の鳴き声。でも残念ながら私の生息地域では鳴いてくれません。次に好きなのが、「ツクツクボウシ」。何だか癒されるんですよね~。ってことで、仕事の合間に(そう、合間ですよ)録音しちゃいました。取材用のボイスレコーダーでサクッと録音したので、音質的にはちょっと勘弁ってレベルですけど。夏の疲れが、ちょっぴり取れ・・・ませんかね。よければどうぞ、お楽しみくださいませ~ 結構いいっすよ~♪

  ♪ ツクツクボウシ in 中部大学 →→ 080911_tukutukuboushi.mp3をダウンロード

 

追伸:Voice Recorderじゃぁ、【音ガ同】、入れてもらえませんかねぇ…超うらやましくって…わたしも、ウニャウニャーしてみたい気が…

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