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【6,926件】 アップル社スティーブ・ジョブス氏の、訃報の、誤報の、後報

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 8月28日、米・大手通信会社のBloomberg社が誤ってネット上に配信してしまった、Apple社CEO・Steve Jobs氏の訃報。私自身は、その誤報をリアルタイムで知る由もなかったのですが、その後報を見るにつけ、彼のものすごい影響力を感じます。すぐに誤報であるという一報が出され、事態は大事に至らず沈静化に向かったのですが、、、実は続報が後を絶たず、いろんなことが語られています。こともあろうに時の人の訃報を誤って流してしまったのもすごいけど、その後に延々と語られる“あることないこと”はもっとすごいなぁと。

 いわゆるアルファブロガーとして著名なMichael Arrington氏が編集するBlog・TechCrunchの日本語版によると、Bloomberg社はSteve Jobs氏の訃報原稿(正しくは生前の功績を語る原稿)を17ページに渡って用意していたと伝えています。問題の誤報原稿を見てみると、死因や日時など未確定部分が×××と表記されていながらも、延々とJobs氏の功績を語る文面が続き、さらにはご丁寧にコメントをもらう予定のメンバーリストまで示されています(ビル・ゲイツ氏やアル・ゴア氏など、この顔ぶれがまたすごいんですが)。

 通信社が著名人の訃報に備え、生前に原稿を用意することは、それこそ日本でも特別なことではないでしょう。しかしながら、それが誰かの操作ミスで世界中に流れてしまうというのは、IT社会ならではのこと。場合によっては株価を大きく左右するなど、多大な影響を与えかねない話です。

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 ただ言えることは、これが間違いなく誤報であったということ。にも拘わらず、その後もネット上には数多くの情報が飛び交っています。Google(米)のBlog検索で“Bloomberg+Steve+Jobs”でand検索してみると、誤報が流れた8月29日から9月8日の10日間だけで、【6,926件】もの記事がヒットします。それだけ話題の人、と言えばそうなんでしょうが、気になるのはその中身。Jobs氏を応援する記事、Appleが世に残した功績の素晴らしさを称賛する多くの記事に混じって、この訃報が意図的なものではないかとか、Jobs氏が2003年に膵臓ガンを患ったことを引きずり出して、健康不安を憶測してみたりと、いろんな邪推が書かれているようです。

 まっ、有名税ということなんでしょうかね。それにしても、今日のエントリー、「すごい」ばっかり連発でしたね、ボキャブラリが乏しくて恥ずかしい限り。。。

  ▼引用元
   ※Tech Crunch日本語版の引用元記事はこちら
   ※Bloomberg社の誤報記事・原文はこちら

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