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【1,000.000部】 一番重かった本…ミーハーな私はコレで人生決めた…かな

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 宿題の提出がとうとうGWに突入してしまいました。ばんちょ~さま、ごめんなさい。このお題が提示されてからずーっと、書こうかどうか迷ってました。何せ、私はこの本で自分の大学進学を決めたようなもんで、私にとっちゃ重たいのなんのって、そりゃ超ヘビー級の影響いただいちゃったわけで。それが「この本です」って発表するのって、なかなか恥ずかしいもんです。

 その本は、五木寛之氏の『青春の門』。多くの方がご存じでしょう、主人公の伊吹信介の半生を描いた長編小説です。吉川英治文学賞を受賞。総発行部数が2,200万部超のばけものセラーとなり、文庫発行時の初版部数【1,000,000部】(上下巻)は、現在も出版界最大の記録となっているそうです。このベストセラーに感化されちゃったわけで、素晴らしくミーハーでしょ。

 読んだのは高校2年生の時だったと思います。当時、何となく大学進学を考えていたものの、“■□がやりたいから□■大学、■□学部に進みたい”みたいなものが全くなかったんですね。そんな私に、“大学というところは人生を学ぶところ”みたいな、今から思えば青臭い人生観というか、大義名分というか、進学する理由を与えてくれたのが、『青春の門』だったわけです。私は法学部に進みましたが、特に法律が勉強したかったわけでもなく、もちろん司法試験を受ける気などは心にもなかったので、法学部法律学科なのに、六法全書すら買わなかった。たぶん、同級生で私だけだったと思います。実にふとどきな野郎で申し訳ありません。当時の私は「法律を学ぶために大学入ったんじゃないから」って平気で言ってましたから、まったく、フテー野郎です。

 そんな私は、リクルート入ってから、学生に「○●がやりたい」って自分の意志が言えないようでは、いい就職なんてできないよ~みたいなことをしゃべったり記事書いたりしてたわけで。あぁ~申し訳ありません。みなさん、どうぞお許しを。だって、そう、もう時効ですよね、今さらね。うーん、だからこの話は書きたくなかったんですよ、ばんちょ~。。。

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