FON上陸、今後の展開が楽しみ
無線LANのサービスFONが日本でも始動ということで各メディアでとりあげられており、日本にとうとう進出かと言う思いです。
最近、海外のサービスが日本に展開されるような輸入型のサービスが多いですね。
FONのビジネスモデルは非常に面白いものだったので以前、何かの記事で読んだときに印象に残って覚えておりました。
FONは無線LANのアクセスポイントをユーザー同士で共有しあい、同じFONユーザーであれば他のユーザーのアクセスポイントを無料で利用できるようです。
ユーザーはサービスに加入するために1980円の専用機(アクセスポイント)を購入するようです。
インフラにおけるWeb2.0的な発想で、非常に面白いのですが、ウェブと違ってインフラを展開するための大きな壁があると思います。
本格的に展開を図らなければこのサービスのメリットをユーザー同士で享受することはできないと思いますし、本格的に展開するにはYahoo BBのように大規模に展開するか、または各ISP業者をうまく巻き込んでユーザーを得ていくか、どんな戦略にしてもFON会員に比例してこのサービスの魅力は比例するでしょう。
このサービスはFONユーザーが多くなりそうな住宅エリアより商業施設エリアやオフィスエリアなどにをどのようにカバーできるかが、もう一つ大きな鍵になるのではと思っております。
無線サービスは小規模なものも含めると年々多く提供されておりますが、なかなか使いたい時に無線LANが使えるという状況はまだかなと感じております。
どちらかと言うと無線サービスのものより、セキュリティ制限がかかっていないアクセスポイントが多いような気がするのですが。
逆にこれらの無線サービスをうまくローミングして束ねてくれるようなサービスになったほうがより魅力的になると思います。
Web2.0的な発想のインフラサービスがどのくらい浸透するか、今後の展開に注目していきたいサービスの一つです。