ブロガーズ・ミーティング@IBM東京基礎研 レポート
昨日はブロガーズ・ミーティング@IBM東京基礎研があり、はじめてIBMさんの研究所に足を運ばせていただきました。
場所は中央林間から徒歩10分くらいの場所。中央林間までは渋谷から40分ほど??長津田まで各駅停車で移動してしまい、無駄に時間をかけてしまったような気がしました。
普通は企業の研究所などはなかなか入れないと思いますので今回は非常に貴重な経験でした。見るもの全てがはじめてのものばかりでした。
以下に見学しました内容をまとめます。
まずはじめにプリンターの見学です。プリンターと言っても普段オフィースにあるようなプリンターではなく、それぞれ横幅3メートル、高さ1.5メートルくらいある印字する機械2台(両面印刷)に給紙する機械、配紙する機械などが並んでいました。ここではプリンターのテスト印刷を行っております。ごぉーーーー
沖縄サミットの時に外国の要人向けにこのプリンターで新聞を印刷したようです。
印字速度速いですね。
上の写真は警報機でアラートがあると知らせてくれます。この時はプリンタ1がトナー切れに近い状態でした。
そして次は半導体の検査などを行っているセクションです。サーバ、PC、ゲーム機器で利用されている半導体に問題がないかX線や水の波形を使った装置??、顕微鏡などを使って量産体制に入れる品質か検査したり、問題があった場合に解析したりするようです。
IBM製品の品質に左右する重要なセクションですね。
ごめんなさい!!
ここでは説明を聞き取るのに必死で写真を撮るのを忘れておりました。
その次は音の測定などする場所を見学しました。
ここは半無響室と呼ばれる、音を響かないようにする部屋で、ここで機械の音の測定とかするようです。ここは部屋の壁が異様な雰囲気、そして耳鳴りがする少々人間にとって居心地が悪い場所でした。ここでお仕事をするには体が慣れるまでは大変だろうなと感じました。下に写真を載せますが説明が無いとなんの写真だかわからないような写真ですね。
↓これ壁ですよ。音を吸収するように作られています。
この部屋の真ん中に機械を置いて四方にマイクを置き、ファンだとかハードディスクなどの音を測定するようです。ここでは人が耳にする音の大きさを測るので測定対象となるものを置く台の高さやマイクなどは規格があり、それに沿って測定しているようです。
その次は逆に音が響く部屋、壁がコンクリートで湿度、温度などが保たれております。
ここは洞窟に入ったような感じです。
そして最後に電磁波を測定する部屋へ
ここはSF映画の世界です。周囲の壁は三角錐の尖がったものが一面に覆われており、SF映画に出てくるような岩に覆われた感じでもあります。暗い部屋でしたので写真で全く伝わりませんね。残念、一番印象に残る部屋でしたが...
この部屋、この三角錐のような物体で壁、天井を覆うのに億単位もするようです。お金かかってますね。
機械からどのくらい電磁波がでているか測定するのですが測定機はドライヤーみたいなものを機械に近づけ、魚群探知機みたな機械で波形を見るといった感じですか??
魚群探知機っていっても一般的ではないですね。
この後はIBMの研究者の方と貴重なお話をさせていただいたり、ロボットコンテスト(ロボットにラジオ体操をさせ、動きを競うもの)を拝見させていただいたり、大和研究所の一面を拝見させていただきました。
良い雰囲気の研究所ですね。鉄道の模型を使った研究とかも見たのですが楽しんで仕事している事務所の印象をうけました。
社内でロボットコンテストや鉄道模型のように技術者にとって遊びごころがもてるような企画開発って重要だなと思います。ここから産まれる発想や技術が大きな発明になるかもしれませんね。
今回は個人的に充実した日になりました。他のブロガーの皆様とお会いすることができましたし。そして見たことの無いものを見学でき、また技術者にとって大切な何かを教えてくれたような気がします。
IBM、ITmediaの皆様、ありがとうございました。