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障害は会議室で起きているんじゃない、サーバルームで起きているんだ!!

光技術を利用した次世代無線ネットワーク

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22日の日経の夕刊に総務省がNTTや沖電気工業、NECなどと共同で照明の光を無線電波のように利用する可視光通信の開発中で、5年以内に実用化と言う記事がありました。

この可視光通信は目に見えない速さで光を点滅させることで情報を伝達させる通信技術で、可視光通信に対応した照明器具をインターネットに対応した高速電力線通信(PLC)に接続して無線LANで言うアクセスポイントが出来上がります。

この技術を使えば無線LANのスピードが高速になるだけでなく、セキュリティ面でも安全なようです。

今の無線LANは簡単なセットアップですぐに無線LANに接続できますが、セキュリティ設定を追加でしてあげないと周りの人が誰でも簡単に接続できてしまう環境でもあります。よく無線ネットワークをスキャンするとセキュリティ設定のない無線LANが現れてきますので、セキュリティ対策されていないアクセスポイントが多い現状が覗えます。

可視光通信の場合ですと、光によって情報を伝達しますので、光が届く範囲、そして簡単に言えばカーテンで光を遮断してしまえば通信ができなくなることになります。

この点は現状の無線LANのものより簡単にセキュリティが保てるような気がしますの良い点ではないかと思いますが実用化されてから実際にインフラが整備され広まるには7、8年はかかるのかなと思っております。

でもまだ5年以上先の話になるでしょうね。

その前に公衆でもっと無線LANが使いやすくなるといいのですが。
現状はWiMAXなどモバイル世界の加速化に期待してます。

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