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アイピーアールの奥川です。今回も本業の広報に関係ない話題です。
先日行われた名古屋国際女子マラソンを、デジイチ持って追っかけしてきました。毎年この時期に行われる大会ですが、撮影したのは今回で3回目。最初はEOS 20Dの連載記事の時でした。車移動で撮れたポイントは最大5カ所。過去2回は車移動でしたが、今回は地下鉄を使って7カ所で撮影してきました。

Ngymarath03

事前に車でコースを一周して撮影ポイントをチェック。8年前の高橋尚子の大会記録、2時間22分の5kmごとのタイムから1kmごとの通過時間を計算、地下鉄の時刻表と照らし合わせて移動計画を作成しました。

大会コースマップ

名古屋市営地下鉄 路線図

計画中に驚いたのはマラソン選手の速さでした。単純な速度なら選手より地下鉄の方が速いのですが、乗り換え時間を含めるとなかなか選手に追いつけません。最初の計画はスタートから約3キロ地点の妙音通で撮影を開始、折り返してきた選手をもう一度撮って、10キロ地点の手前の吹上に移動…と思ったのですが、どう計算しても追いつけません。

何パターンか検討した結果、採用したのは以下の計画です。
1.妙音通(3km)
2. 同 (4km)
3.矢場町(12km)若宮大通 折り返し
4.市役所(19km)
5. 同 (25km)
6.名城公園(31km)
7.瑞穂競技場西(41km)

撮影機材はEOS 40Dと20D。300mmの望遠と標準ズームをそれぞれに付けての撮影です。それ以外のツールはAMラジオと携帯電話のワンセグTV、後は脚立でした。

3カ所目までは予定通りでしたが、ご存じの様に9キロ地点で高橋尚子選手が遅れ始め、一カ所の撮影時間が長くなりました。全体のペースも遅かったので乗る電車を1本遅らせ…

結局6カ所目で計画は破綻しました。31キロ地点でトップと高橋尚子選手の差は9分半。先頭集団だけ撮って移動すれば7カ所目で再びトップの撮影ができますが、高橋尚子選手を待つと間に合いません。結局7カ所目は撮影条件が期待できないという計算もあって、高橋尚子選手を待つことにしました。7カ所目に着いたときは優勝した中村選手がゴールしたころでした。

予想外というか、予想以上だったのは沿道の観衆。いたるところで二重三重の人でした。しかもお目当ては高橋選手。最後の7カ所目を高橋尚子選手が通過した途端に群衆はいなくなりました。沿道の観衆がポツリポツリになると、グッと撮影はしやすくなります。とにかく人が多くて(まぁ自分もその一人ですが)思い通りに撮れませんでしたが、来年以降のデータ収集としては成果はありました。

日頃から思うことですが、写真と撮るうえで重要なのは情報です。何月だと太陽は何処に沈むとか、何時頃だと光線の角度がいいとか、経験から得たデータがものをいいます。いくらカメラのオートフォーカスや連写性能が向上しても、撮影条件を変えることはできないのですから。今年は撮影ポイントの数を優先して計画を立てましたが、来年は撮影しやすいポイントを優先してみようかと思っています。その際には今年のデータがまた活用できるでしょう。

Ngymarath01 1.妙音通(3km) 右端に中村選手、左端に高橋選手

Ngymarath04 2. 同 (4km) 高橋尚子選手はまだ先頭集団

Ngymarath05 Ngymarath06_3 3.若宮大通 折り返し(12km) 高橋選手は1分遅れ

Ngymarath07 4.市役所(19km) 1回目の通過は歩道側のレーン。沿道の観衆が多くて撮影は難しい。

Ngymarath08  Ngymarath09 5. 同 (25km) 2回目は走るレーンが違う

Ngymarath10 Ngymarath11_2 6.名城公園(31km) すでに9分半の差

Ngymarath12  7.瑞穂競技場西(41km) トップはすでにゴールした後、高橋選手が来た

Ngymarath13 Ngymarath14_2 高橋選手が通過すると撮影はしやすくなった。

名古屋国際女子マラソン(大きな画像)↓
http://okugawa.jp/photo/2008/ngymarath/

奥川浩彦

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奥川浩彦

奥川浩彦

iPR(アイピーアール)CEO。メルコ(現:バッファロー)の広報、イーレッツの面白グッズ&ネーミング担当を経て2006年末に独立。広報のノウハウ話しや役にも立たない話題など…。

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