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先週やっとデジカメWatch「IXY DIGITAL 800 IS」の連載が終わりました。EOS 20Dの連載を半年近く書いた後しばらく連載は敬遠してたのですが1年ぶりい書いたら意外と楽しかったですね。プロのライターさんには当たり前のことですが、毎週撮影して原稿書いてってのは結構きつい。時期的に天候に恵まれない時期ってのもあって題材には苦労しました。私なりにこんなシーンでどう撮れるかっていうのが読者の参考になるかなって思って書いてみました。

手ブレ補正はパナのFX-9の時に効果を感じてましたから楽しみにしていました。結果は期待通り、広角端なら1/8秒は充分使えます。運がよければ(^_^;1/4秒でも撮れます。夜景の様に動かない被写体なら手持ちで楽しく撮影が出来るカメラです。但し被写体ブレは防ぐことが出来ません。水族館も剣道も玉砕でした。

元々IXY DIGITAL 55を使ってたのですが、EOS 20Dを持ってますから適宜使い分けていました。ですから55でそれほど不満を感じることはありませんでした。まぁこんなもんだと割り切って使っていたわけです。ところが人間不思議なもので800 ISを使い始めるともっと色々撮れそうな錯覚を起こします。水族館も冷静に考えれば被写体ブレになんの効果もないのはわかっているのですが、何処かで撮れそうな期待を持ってしまいます。撮り始めると“やっぱ無理だよね~"となり結構ガッカリしたり。最終的にはほぼ予想していた通りの結果でした。予想を超えてたのは花火と動画でしょうか。動画はデジカメのレビューでは軽視されがちですが個人的には結構好きです。DVカムで長々と録っても結局見ないことを考えると記録メディアの制限のあるデジカメは必然的に短めの撮影となります。それでも静止画とは違う魅力がありますからメディアの価格も下がってますからもっと積極的に録っていいかなと思います。動画は55と800ISでは絶大の差がありました。暗い室内ではノイズが全然違います。これだけでも今まで不満がなかった55が嘘のように頼りなく感じます。花火は800ISで撮るのかって根本的な疑問はありますが画質は結構イケてます。

では昨年レビューしたパナのFX-9と800ISとどちらがいいかと言えば性能なら800ISだと思います。但しサイズはFX-9の方がコンパクトですから携帯性では若干アドバンテージがあります。私が期待してるのは秋以降のモデルチェンジでIXYの下位機に手ブレ補正が搭載されることです。2ヶ月も使ってるとその大きさにも慣れてしまいますが、いざ55と比べるとやはりデカイ。もう少しコンパクトで手ブレ補正を搭載したIXYを期待したいと思います。

そうそう、よく掲示板に「雑誌社やライターはメーカーに遠慮して…」って書かれてますが十年以上パソコン雑誌とお付き合いしてますがそんな遠慮は少ない業界です。今回も編集部から自由に書いていいって言ってくれてました。逆にメルコ時代も現在も悪く書かれることはありましたから広報はそれを覚悟で貸出機を送り出すものです。他の業界の雑誌はわかりませんがパソコン業界は比較的提灯記事は少ないと、書かれる側としても書く側としても思っています(前日ギリギリで納品したりしてますからメーカーチェックとか無理ですよね(^_^;)。
強いて言えば「○○な人にはお勧めだ」と表現された場合、「○○じゃない人には薦めない」と行間を読むことは必要かもしれません。

奥川浩彦

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奥川浩彦

奥川浩彦

iPR(アイピーアール)CEO。メルコ(現:バッファロー)の広報、イーレッツの面白グッズ&ネーミング担当を経て2006年末に独立。広報のノウハウ話しや役にも立たない話題など…。

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