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今週も東京出張をしてました。IOデータの広報の方を皮切りに、その後会った何人かに「奥川さん、アサパソのコメント辛辣でしたね~」「奥川さん 、昔アサパソと喧嘩とかしたんですか?」と言われてしまいました。ってことはお会いしてない編集関係の方で他に もそう思っている方がいるかと思いご説明なんかしようと思います。

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実は掲載号を見たのは昨日の夜で、言われる度に“何が書かれてるんだろう?”と思っていました。最終号に「アサヒパソコンに贈る言葉」と題し5ページのコメントが載っています。元アップル社長の原田さんから、西和彦さん、ジャストの浮川社長、アスキーの福岡さん、宮野編集長… 更に東芝、MS、ソニー、IOデータ、エプソンダイレクト、アップル、レノボ、パナ、富士通、凸版印刷、NECの広報 担当から「残念、寂しい、お疲れ様、ありがとうございました」とコメントが掲載されています。普通の読者はキット「このイーレッツって会社は何?」って思われると思うのですが、他の著名企業と比較すると明 らかに浮いてます(沈んでるって言った方が正しいか?!)。まぁそれはいいとして問題のコメントです。まず背景には「メールまたはお会いしてアサパソについてコメントをい ただきたい」と連絡が来ました。たまたま東京にいたので編集部にお邪魔して1時間ほど雑談をしました。おそらく 他社はすべてメールでのやりとりだったと想像されます。私ももしメールでの回答でしたら「パソコン買った80年代 に読んでたとか残念とかお疲れ様~」ってコメントを書いたと思います。 1時間の雑談が十数行になっていますので、書いてあることには問題はないのですが、なんと言いますか結婚式のス ピーチで暴言を吐いたような誤解もありそうなので補足説明なんかしようと思った次第です。

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1時間の内容をもう少し長めに要約すると…

私が80年代後半に読んでたPC雑誌はOh!PC、98Magazine、アサパソでした。今でも家に取ってあるOh!PCの表紙は5イ ンチフロッピーをばらまいた上にHDDドライブが置いてあり「これからは大容量40MB時代だ」って書かれてます。ア サパソは98以外のことも総合的に書かれてましたので、キオスクとかで買って新幹線で読んだりしてました…。

車が車雑誌だけに広告を出稿するわけじゃなく、携帯やパソコンもコモディティー化すると一般紙やテレビに広告がシフトしますよね。そうなるとパソコン誌は周辺機器やパーツ、ショップ系の広告を取りに行かないと成り立たないと思います。パソコン系雑誌社(日経BPとかアスキー、インプレス、バンク、毎コミ…)の広告営業はそれなりにPC系に詳しい方 が多いけど、朝日新聞社の広告営業は新聞と同じ方が担当するのでトヨタだ日産だ…大企業には強いけどカノープス とか秋葉のショップから広告を取るのは難しいですよね。私がメルコ時代にも広告代理店の人が来ると10/100BASEを「百 分の十」って読まれるとこちらも引きますよね。マニアックな製品やパーツ系の濃い~ジャンルのメーカーに行って も話題が通じないと広告営業としては致命的だったと思われます。その点で多くのPC雑誌を持っている専門系の雑誌 社と比較して朝日新聞社の中のアサパソは広告面で媒体的に厳しいかなぁと思ってました。

デジタルAV系の雑誌を今後検討してますがどう思われますか?(編集部)

デジタルAVの回りにはモノ雑誌とAV系雑誌とPC雑誌があると思います。モノ雑誌は比較的軽め、カタログ的に紹介す る。AV雑誌は「この製品の音は低域の締まりが…、粒立ちにいい高音…」って形容詞の巧みさで書く。PC誌は休刊に なったPC USERの様に測定器を持ち込んだり、ベンチマークテストをしたり、分解したり、改造したりって切り口で 望んで欲しい。そんな雑誌なら個人的に読んでみたいと思いますよ…

Asahis Asahi2s

こんな感じの話をしたと思います。まぁいつも「コンチワー」ってお邪魔してたのでやっぱり寂しいですよね。イー レッツがまだ1年半くらいの時に1ページでインタビューもしてもらったり、その後にもインタビューを入れてもらっ たり感謝感謝です。その時の編集担当の矢代さんやライターの大河原さんとは年に何回か飲んでますし本当に残念で す。そんなご縁があったから一流メーカーの中でイーレッツだけ沈んでるけど(^_^;コメントのご依頼になったと思われま す。なのでコメントの内容くらいは浮いててもいいかぁと思っております。頑張れパソコン誌V~(^0^)/

奥川浩彦

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奥川浩彦

奥川浩彦

iPR(アイピーアール)CEO。メルコ(現:バッファロー)の広報、イーレッツの面白グッズ&ネーミング担当を経て2006年末に独立。広報のノウハウ話しや役にも立たない話題など…。

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