【考察】企業の組織改善:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 【考察】企業の組織改善

情報化による企業の組織改善に取り組み手順についての私見を述べさせてもらっています。

« 2009年1月25日

2009年1月26日の投稿

2009年1月27日 »

今日、北海道に入りました。

クライアント企業での、リーダー陣を交えての新規事業のミーティング、そして夜は、社長をはじめとする経営陣との会食でした。

リーダーの役目の一つ、

「経営陣の想いを理解し、それをリーダーの口からメンバーに伝える」

この経営陣の想い(理念、戦略など)を理解するためにももちろん、自分が理解できたことをメンバーに伝える(理解させる)ためにもスキルが必要です。

組織に戦略を根付かせて、個々の社員が自分の考えではなく、組織が目指している事業目的を理解して、そこに自分の付加価値を加えて行動する。

口で言うのは簡単ですが、これにはちょっと手間がかかります。

・伝達する情報(コンテンツ)のわかりやすさ
・伝達経路(レポートラインやWGなどの戦略コミュニティ)の選定
・情報を得た後の個々の社員の行動イメージ

などを、きちんと理解させておかないと、いくら優れた戦略があっても、組織に浸透しなければ意味がありません。

情報化時代から知識化時代への変革期を迎え、これらをどのように実行するか、ということを真剣に考えている企業は、次世代でも生き残る企業になると考えています。

その知識化時代の情報マネジメントの後は?

ということになると、知恵の世界になりますが、そこは人間本来の感情の部分をくすぐるマネジメントを考えないといけない時代になると思います。

情報過多で、情報処理に疲弊した我々は、次の世代では楽しいことをやりたいと切に願うようになります。

楽しいことをイメージして、今の自分の目の前の仕事を「楽しい方向にもっていこう」という人間本来の欲の部分を意識した組織マネジメントと情報マネジメントをミックスするような形を、今、考えています。

誰しも成功したいと思っています。
誰しも認められたいと思っています。

しかし、目の前のリアルな情報に比べて、成功イメージや他人に認められる場面のイメージが乏しい中で、「どうせ自分は・・・」というマイナスのイメージが先行してしまっているようです。

「仕事は楽しい」というイメージを可視化して、それを共有していく手法が情報システムを使って人を動かすトレンドになるでしょう。

「仕事は楽しい」というイメージが共有でき、その楽しいイメージに関する共通言語を常に使って仕事をすることで組織は活性化していきます。

難しいですね
それ苦手なんですよ
やれればいいですね

などの言葉が横行しない組織を作ることが最優先で、それがクリアできれば次は夢のある戦略をインストールする段階に入ります。

「オンリーワンの会社を創る」

というのは、自分の会社もそうですが、組織改善や営業支援をしている会社に目指してもらいたいことです。

どの領域で、どの商品でなどを考えることも必要ですが、その領域で一番になったり、商品を販売するイメージは楽しいですか?

ということが、一番考えないといけないことではないかと思います。 

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森戸 裕一

森戸 裕一

ナレッジネットワーク株式会社 代表取締役
http://www.tisiki.net
情報化による組織改善、人材開発支援を中心に全国の企業を支援

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