【考察】企業の組織改善:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 【考察】企業の組織改善

情報化による企業の組織改善に取り組み手順についての私見を述べさせてもらっています。

« 2008年11月24日

2008年11月25日の投稿

2008年11月26日 »

今の学生や若い社会人に求めるものとしては、何がありますか?と企業経営者や人事担当者に聞くことがよくあります。

その回答として、

能力
情熱
素直さ
粘り強さ
打たれ強さ
知的好奇心
感謝の心
他者への興味

などが多いようです。(もし何か別のものがあれば教えてください)

学生や若い社会人が必要だと思っている

ビジョン構想力
ロジカル的思考
コミュニケーション力
ディベート力

などは能力の中に入るのと、その前に人間としてきちんとモノゴトを考えることができるようになって欲しいという意見も多いようです。

会社などで目標管理など成果主義的な評価の是非が議論されることもありますが、最近では目標を設定しても「自分が目指す目標とは違う」と言い出すものまでいます。会社が設定した目標を達成しなくても別に何も感じないという感覚は、自分には別の目標があるという言い訳があるので彼らの中では正しいことと感じられるようです。

お客さまの満足度を向上させる前に、従業員満足度も上げないといけない

ここで言う、従業員満足度とは、数年前に議論されたESとはちょっと違うような気もします。

自分の夢と会社の夢を一致させてあげるという作業のようにも感じます。

ただ、会社としてしっかりと捉えないといけないのは、その若手社員や学生の言っている「自分の夢」というのが、目の前のことからの逃避するための詭弁である可能性もあるということではないかということです。

実現するはずもない夢

を語り、日々の努力もせずに楽な生き方、楽な生き方に流されていく若者には、きちんとした指導をしないと、そんな若者でも親になったり後輩を指導する先輩になってしまうということです。

その負の指導者が育てた人材を矯正するのは、それこそ本当に時間がかかります。

政治の世界でも経済の世界でもリーダー不在と言われる時代に、実は目の前の小さな組織にもリーダーが足りていないというのが日本の実情ではないかと感じます。

面倒なことは引き受けない
口は出すけど、手間は嫌う

という生き方を大人がしてきた結果が、子供に伝承されたということなのかもしれません。

モンスター〇〇の子供は、モンスター〇〇になるのか、逆に、世の中に無関心なニートっぽくなるのか

そんな実験をするために世の中が存在するのではないと思いますが、今の現状を見ると、親と子供を並べてみたくなります。

Knowledge Network

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森戸 裕一

森戸 裕一

ナレッジネットワーク株式会社 代表取締役
http://www.tisiki.net
情報化による組織改善、人材開発支援を中心に全国の企業を支援

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