【考察】企業の組織改善:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 【考察】企業の組織改善

情報化による企業の組織改善に取り組み手順についての私見を述べさせてもらっています。

« 2008年5月21日

2008年7月23日の投稿

2008年8月1日 »

どんな困難な仕事でも、私たちを信じて依頼してもらった仕事を「できない」と言わない。


私が起業してきてから守ってきた仕事への考え方です。


「できないこと」は早い段階で「できない」と言わないといけない

ということをプロジェクトマネジメントなどを教えているときに新入社員や若手社員に対して言います。

お客さまは、あなたに仕事を任せているのではなく、会社に仕事を任せているのであるので、早い段階で会社の他のメンバーにアラームを出して助けを求める必要があるということです。チームで仕事をしている際の基本です。

ただ、プロとして仕事を受けている人間は、お客さまが「できるのではないか」と期待して任せてくれた仕事に対しては、退路を断って「できる」ようにする覚悟が必要になると私は考えています。

自分の看板で勝負しているのであれば、できないことを何とかするという姿勢がないと、誰でもできる仕事はビジネス的な面でのメリットは少ないものです。

何とかするという姿勢が自分を会社を成長させてくれます。

当社の社員には、プロとして通常の会社の社員は「できない」と思う仕事であればあるほど、「できる」ようになるために徹底的に工夫してみなさいと言っています。その生みの苦しみを経て、仕事力は培われます。安易にマイナスワードを口にして考えないということが習慣化すると成長が止まります。

半年くらい前に某企業の新規サービスのプロモーションを依頼されました。

個人情報保護の観点で、営業担当者などが交換した名刺管理を会社としてどのように管理するかということを解決するシステムです。

仕組みは、いたって簡単で1日の営業活動などで交換したお客さまや取引先の名刺を会社で管理するものです。特に中小・中堅企業などのセキュリティ管理体制を作るためには使えます。

名刺は立派な個人情報なので、社員が個人で管理するのではなく会社で管理する方が安全です。

会社を辞めると名刺などのお客さまの個人情報を持ったままで会社を移動するなどのことが横行している業界では通用しないシステムかもしれませんが、個人情報保護法が施行されて個人情報は会社で管理するということは当たり前になった現代では必ず必要となるシステムです。また、情報管理だけでなく、情報を集約することで営業戦略の立案にもつながります。

システム的に簡単なので、利用イメージがつかないという声も多かったので、営業プロモーション用に映像を作ってみました。


個人情報である名刺を組織管理するだけでなく、組織として人材を育成するシステムとしても活用を考えられています。

営業担当者が交換した名刺をもとに、上司が部下に営業アプローチの方法を教えたり、営業組織のマネージャーが部下が交換した名刺を並べて営業戦略を考えるなどのことも可能になります。

当然、名刺はイメージスキャンするだけでなくOCRでデータ読み込みも行っているので、そのデータにひも付けて営業日報や取引情報管理を行うことも可能です。仕組みは簡単でも使い方は無限大に拡がります。

このような映像を見せてあげるとお客さまは、自分でビジネスイメージを作ることができます。

私たちの会社の仕事は、そのようなシステムの活用イメージをきちんと市場に伝えることです。そのために映像制作などの仕事も行っています。知識だけあって、行動につながらないことは世の中にはたくさんあります。その知識を行動につなげるためにはイメージ化で背中をひと押ししてあげる必要があります。

営業担当の人たちも、活用イメージが映像などで理解できれば、お客さまにきちんと説明ができます。

また、このように映像配信サービスのサイトなどにイメージをアップしておけば、お客さまにメールでも案内ができます。

また、以下のQRコードを携帯電話で読み込むと、先ほどの映像は携帯電話で見ることもできます。


営業担当者は携帯電話でもお客さまに活用イメージを説明することができます。

IT関連のツールは利用イメージがはっきりしていれば大きな力を与えてくれます。

皆さんの会社で、イメージ化で営業担当者、お客さまの行動を後押ししてもらいたい仕事がありましたら、ご相談ください。

映像によるイメージ化、マニュアルによる標準化、研修による根付かせ化のサポートは当社の得意分野です。 

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プロフィール

森戸 裕一

森戸 裕一

ナレッジネットワーク株式会社 代表取締役
http://www.tisiki.net
情報化による組織改善、人材開発支援を中心に全国の企業を支援

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