このニュース、共同通信が配信した。コピーうんぬんは、記事ではそれほど大きくないが、タイトルだけ見ればちょっとひどい。週刊新潮の報道によれば、民主党のプロモーションに絡んだのは博報堂とフライシュマンヒラードジャパン。フライシュマンはPRだけだろうから、このコピーを書いたのは博報堂のコピーライターと想像できる。そして近年、これだけ叩かれているコピーを見たことがない。
私はコピーも書くので、この不評な「日本を、あきらめない。」というコピーを擁護してしまったら仕事が来なくなってしまうかもしれない。それは困る。困るのだが、私はこのコピー、けっこういいと思っていた。
なぜか。
それは、「小泉首相(もしくは自民党)に政権を任せておいたら、いろいろな意味で日本はどうしようもなくなりますよ」というメッセージをきちんと伝えられているからだ。確かに、キャッチとしては弱い。力強さはイマイチなのだが、ボディーコピーがガツンと効けば、いいコピーとして評価されていたはず。裏を返せば、「いろいろな意味で」がなければ生きないコピーだった。
だから、キャッチだけで評価するのはナンセンスである。キャッチを決めるということは、それを補強するボディーの部分もあったはずだから。問題は、民主党がその「いろいろな意味で」の部分を有権者に伝えきれなかったことにあるのではないか。
コピーライターがキャッチを決めるときには、クライアントに話を聞く。その中で、浮かび上がってきたのがこのコピーだったのだろう。トップの意思だけでみんなが動けば、こういうコピーは出てこない。民主党の敗因は、「いろいろな意味で」が、多種多様すぎたからではないか。
#ディープインパクトは、これまで見てきた中で、最もわけのわからない馬だ。どこから見ても強そうに見えない。馬格があるわけでもなく、威圧感もない。でも、とんでもなく強い。いや、強いというより速い。菊花賞は武豊の落馬に賭けるか賭けないかの勝負。大穴は長距離血統で単騎逃げの見込めるシャドウゲイトと松岡の腕を先物買いしてマルブツライト。さらに、NHKマイルで「牡馬は1頭強いのがいるけれどほかは弱い」とコメントした福永の見立てに従う。つまり、福永の乗るアドマイヤフジは切りで、皐月2着の11以外の皐月出走馬も切り。7を1着固定で8,11,13,14,15の3連単勝負。ちなみに、ひねったのに7→11→14では20倍弱しかつかない。見るレースか、それとも落馬に賭けるか。
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- PR -mohno | 2005/10/23 05:06 |
コピー“も”敗因ということで、コピー以前にも敗因はあるでしょう。 |
うどん | 2005/10/23 16:11 |
あなたの想像はたぶんズレてます。 |
NABENO | 2005/10/23 21:02 |
コピーの案は複数あったと思いますが、最終判断はやっぱりクライアントの民主党の首脳部でしょう。 |
栗原 潔 | 2005/10/23 21:50 |
歯医者で読んだ週刊誌の記事によれば、他が大反対したのに、岡田元代表が固執したそうですよ。 |
NABENO | 2005/10/24 20:16 |
私も、その週刊誌を散髪屋(カットハウス?)で読みました。 |