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敗因はなに?

2005/10/23

郵政対案、コピーも敗因 民主が衆院選総括

このニュース、共同通信が配信した。コピーうんぬんは、記事ではそれほど大きくないが、タイトルだけ見ればちょっとひどい。週刊新潮の報道によれば、民主党のプロモーションに絡んだのは博報堂とフライシュマンヒラードジャパン。フライシュマンはPRだけだろうから、このコピーを書いたのは博報堂のコピーライターと想像できる。そして近年、これだけ叩かれているコピーを見たことがない。
私はコピーも書くので、この不評な「日本を、あきらめない。」というコピーを擁護してしまったら仕事が来なくなってしまうかもしれない。それは困る。困るのだが、私はこのコピー、けっこういいと思っていた。
なぜか。
それは、「小泉首相(もしくは自民党)に政権を任せておいたら、いろいろな意味で日本はどうしようもなくなりますよ」というメッセージをきちんと伝えられているからだ。確かに、キャッチとしては弱い。力強さはイマイチなのだが、ボディーコピーがガツンと効けば、いいコピーとして評価されていたはず。裏を返せば、「いろいろな意味で」がなければ生きないコピーだった。
だから、キャッチだけで評価するのはナンセンスである。キャッチを決めるということは、それを補強するボディーの部分もあったはずだから。問題は、民主党がその「いろいろな意味で」の部分を有権者に伝えきれなかったことにあるのではないか。
コピーライターがキャッチを決めるときには、クライアントに話を聞く。その中で、浮かび上がってきたのがこのコピーだったのだろう。トップの意思だけでみんなが動けば、こういうコピーは出てこない。民主党の敗因は、「いろいろな意味で」が、多種多様すぎたからではないか。

#ディープインパクトは、これまで見てきた中で、最もわけのわからない馬だ。どこから見ても強そうに見えない。馬格があるわけでもなく、威圧感もない。でも、とんでもなく強い。いや、強いというより速い。菊花賞は武豊の落馬に賭けるか賭けないかの勝負。大穴は長距離血統で単騎逃げの見込めるシャドウゲイトと松岡の腕を先物買いしてマルブツライト。さらに、NHKマイルで「牡馬は1頭強いのがいるけれどほかは弱い」とコメントした福永の見立てに従う。つまり、福永の乗るアドマイヤフジは切りで、皐月2着の11以外の皐月出走馬も切り。7を1着固定で8,11,13,14,15の3連単勝負。ちなみに、ひねったのに7→11→14では20倍弱しかつかない。見るレースか、それとも落馬に賭けるか。

いづもと

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コメント
mohno 2005/10/23 05:06

コピー“も”敗因ということで、コピー以前にも敗因はあるでしょう。
対案もなく郵政民営化法案に反対したしまった時点で「自民=改革推進」「民主=改革反対」というイメージを与えてしまった上に「日本を、あきらめない」ですからね。具体性が見えません。このままじゃダメだと思うなら、改革しろよ、具体策を見せろよ、と思うでしょう。
せめて民営化に賛成しておけば、自民党内の反対勢力を、実際には何も改革してこなかった小泉自民党の象徴にしたてて、「改革推進」を訴えることもできたと思います。まあ、対案といったって“反対のための対案”じゃ意味はありませんし、実際出してきたものも現実味に欠けるという話でしたよね。(オリジナルを自分で評価したわけではないので悪しからず)

うどん 2005/10/23 16:11

あなたの想像はたぶんズレてます。
ソースは失念しましたが、岡田元代表が自ら考え出したコピーだそうです。わたしはひどいコピーとひどいイメージ広告(岡田氏なんだか上のほうをにらみながら歩いてる)だ、と感じました。目的語と述語の間に「、」が入っているところも嫌。
政権をとりたい、そうでなければ何も影響できない、政権をとったら具体的になにするか決めるけど、という気持ちが感じられました。

NABENO 2005/10/23 21:02

コピーの案は複数あったと思いますが、最終判断はやっぱりクライアントの民主党の首脳部でしょう。
自民党のメッセージに正面からぶつかっていないところが、評価もできるし敗因かもしれません。
アメリカの大統領選挙を見ていつも思いますが、共和党と民主党がちゃんと1つ1つの質問に回答したうえで、明確なワンメッセージがあるのが流石だと思います。
今回の選挙は、小泉首相のほうがそういうエッセンスを上手く表現できたからかな。ちなみに自民党のPR会社はプラップジャパンです。

栗原 潔 2005/10/23 21:50

歯医者で読んだ週刊誌の記事によれば、他が大反対したのに、岡田元代表が固執したそうですよ。
個人的にこのコピーが良くないと思うのは「日本をあきらめない」→「小泉に賛成する国民はおかしい、だけどわれわれはあきらめずに直してやるぞ」ということで、カスタマーたる国民をネガティブにとらえてる点にあるのではないでしょうか?
嗜好品を売るためのコピーなら、あえてネガティブに攻めるやり方もアリ(例「まだxxxなんて使ってるの?」)と思いますが、政党のコピーとしてはまずいと思います。

NABENO 2005/10/24 20:16

私も、その週刊誌を散髪屋(カットハウス?)で読みました。
確かにコピーは大事でね。
いっそ「くたばれ小泉独裁政権!」とした方が、明確に対決姿勢を出せたのではないでしょうか(笑)
民主党の前原新党首は鉄道マニアらしいので、奥さんは苦手ーと言ってますが。。。
次回選挙では良いコピーを出してください>民主党


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プロフィール

井津元 由比古

井津元 由比古

1976年、神戸市生まれ。
京都大学経済学部経済学科卒業後、外資系SIに入社。
2000年、ZDNet Japan(現ITmedia)で主にビジネスアプリケーションを担当する記者に。
退職して2003年より月刊誌編集長。
2005年、有限会社ライトセブンを設立。

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