女性研究員の博士取得奮闘記!:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 女性研究員の博士取得奮闘記!

社会人であるにも関わらず博士取得の夢を捨てきれない女性研究員の奮闘記

私の所属している日本IBM東京基礎研究所の所長である丸山宏さんが、cnetでブログをはじめられました!外資系エクゼクティブの日々、というとても刺激的なタイトルです!

丸山さんのブログ

丸山さんはXMLやセキュリティの研究で有名ですが、研究者としてのスタートは私と同じ自然言語処理でした。そのおかげで、今でもいろいろと研究にアドバイスを頂いたりしています。

IBMが凄い(自慢ですいません)と日々思うところは、丸山さんのように役員であっても、技術力がある方がたくさんいるところです。役員だけではなく、研究所のマネージャー(課長や部長のことをIBMではこう呼んでいます)は「○○ではこの人に聞け」という人が数多くいます。他の部署ではそうじゃない人もいるかもしれませんが、私の研究分野の方は技術力でとんがった方が多いです。日本企業のように年功序列ではないことも、このような技術を持った方が上にいける風土を作っているのかもしれません。

そして何よりも、技術が好きな方が多いのが研究者にとっては幸せな職場といえるでしょう。レビューは厳しいですが。時間にタイトなエクゼクティブだというのに、レビューはいつも技術の中身に突っ込んで押し気味のようです(笑)

きっとブログでも技術的に面白いことをいろいろ書いてくれるはずです。期待!ですね!

Akiko

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コメント
とおる 2008/07/13 19:22

IBMのOBの端くれのとおるです。たしかに、日本IBMのマネージメントには、昔からとんでも無く、技術的にレベルの高い方が多く、技術的な話を手抜きでは話せない土壌はあったと思います。でも、他の日本の会社にも、すごーい方々がたくさんいます。マイクロソフトにも、オラクルにも、弊社サンにも。さらには、歴史ある日本企業を侮ってはいけません。
 
海外の技術的なコンファレンスに行ったり、研究所をたずねたら、すごいひとたちは、その何十倍もいます。IBMなら、関連する Fellow や DE に直接メールを出して質問するのもいいかもしれません。
 
技術的な刺激を受けることは、技術者にとって必須のことですので、自分で調べて、上長を説得して、国際試合・他流試合のつもりで、どんどん外のコミュニティに参加すべきだと思います。自分で勝手に自分の能力に制限を設けないようにして、進めていくと楽しくなりますよ。
 
ほんの老婆心でした。

あきこ 2008/07/13 22:13

とおるさん、

コメントありがとうございます!確かにそうですね。「マネジメントとしても一流だというのに技術的に深い造詣を持っていてすごいなあ」という感想は、確かに社内だけを見てのものでした。他社に勤務したことはないため、他社と比較をしたわけではないです。

とおるさんのおっしゃるように、外の世界にもどんどん目を向けていかなくてはいけないですよね!ありがとうございました。


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日本IBM東京基礎研究所 研究員。会社員として働きながら、博士を取得しようと奮闘中です。こちらとも連動しています

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