コンピュータソフトウエア協会、シリコンバレーを行く、その1EMC - A
コンピュータソフトウエア協会(CSAJ)はウエブサイトによると:
CSAJは、コンピュータソフトウェア製品に係わる企業が集まり、ソフトウェア産業の発展に係わる事業を通じて、我が国産業の健全な発展と国民生活の向上に寄与することを目的としている一般社団法人です。
だが、今回シリコンバレーに竹原司氏を団長とする視察団を派遣した。
CSAJの視察団、EMCのBriefing Roomで
筆者はこの機会を捉えて、2社の訪問に同行した。1つはEMCであり、もう1つはBox社である。ちなみに、Boxは来る5月20日に紹介のコンファレンスを東京で開催する。参加費は無料。それぞれの訪問にに関して簡単に述べてみる。
このブログではEMCを次のブログでBoxについて語る。しかし、内容は例によって筆者の趣味で全てを網羅するわけではない。悪しからず。
EMC
EMCはNetappと共にストレッジの市場を牛耳っている。一見ハードの会社と見なされ勝ちだが、最近はそうではない。ストレッジのハードの会社から、それ以上の会社となっている。つまり、ソフトとデータとアナリティクッスの会社になっているのだ。
この競争の激しい業界、自前で全てが賄える訳ではない。現在の情況から将来を予想してそれを自前で開発するのか、またはM&Aでその解を入手するのか、実に胃の痛くなるような仕事だが、逆に言うとこれほど面白いことはないだろう。EMCは多くの買収を繰り返してきた。その中で大物といえば、RSA(2006年)、VMware(2004年)とPivota(2012年)だろう。現在はEMC、VMwareとPivotalを主体にEMC Federation(連邦)を形成している。それぞれの会社は株式上場をしているが、過半数の株式はEMCが所持している。それを率いるのは会長のJoe Tucci氏だ。ちなみにRSAは買収後はEMCの一部になっている。
Paul Maritz氏は以前のVMwareのCEOで現在のPivotalのCEO
David Goulden氏はEMCの社長
Patrick P. Gelsinger氏はVMwareのCEO
この歴戦の3人のつわものを束ねて、新たな方向を模索して実行して行くTucci氏ってどんな人か?そのうちに書いてみよう。
それはさておき、現在このEMC連邦が取り組んでいる5つの分野について述べよう。
5つの分野は:
1. データ・アナリティックス
2. ソフトウエア定義のデータセンター
3. Data lake
4. アジャイル開発
5. モバイル・デバイス
これは、EMCのExecutive Briefing CenterのDirectorであるJoyce Tompsett氏のプリゼンにまとめられている。
キーはソフトウエアだ。これを提供する会社で示すと、
この後は、PivotalとMarketing Science Lab.からの説明があった。Pivotalの話はここに。