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VMwareによれば、 Software-Defined Data CenterはSoftware-Defined Enterpriseと発展する

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過去数年データセンター市場を研究・解析してきた。この市場を解析するにあたり、数多くの関係者に会い話をしてきた。その際、多くの人が筆者がファシリティの関係者と思ったことだった。筆者はファシリティのことは何も知らない、IT屋だったのだが。一般的にデータセンターのコンファレンスや集まりに出かけると、70-80%の参加者はファシリティ関係者でその人達の興味はデータセンターの冷却と電力だ。そして、IT屋はファシリティ屋さんの家のお客のような感じだ。

最近これが変化し始めている。ファシリティの人々もCloudのことを話題にし始めた。大きな変化だと思うが、Cloudのインフラとしてのデータセンターとその上のCloudを同程度理解している人は稀だ。データセンター業界の人は、データセンターに重きを置き、それがどのようにCloudに関連しているかを熟知している人は少ない。反対にCloudの人はそれがどのように実際データセンターで実装されているかを考える人は少ない。

その稀な人々が、Tim CrawfordMark ThieleGreg Ness.などだ。

Software-Defined データセンター

software-defined データセンター (SDDC) の概念は最初2012年にSteve Herrod氏(以前のVMwareのCTOで現在は of General Catalyst Partners.のmanaging director)によって提案された。

実際には、電力、冷却、スペースや建物全ても考慮しなければ、完全なモデルにはならないと思う。以前電源冷却をソフトウエアで定義する方法に関して述べた。しかし、スペースや建物はダイナミックに拡張したり縮小することはできない。

Software-Defined Enterprise

Herrod 氏はVMwareを去ったが, VMwareはこの概念を採用して、software-defined エンタープライズ(SDDE)として拡張した。 VMwareのSDDCに関しては、VMwareのサイトを参照。

簡単に言うならば、データセンターを構成する3大コンポーネントである、コンピュート、ストレッジ、ネットワークを仮想化して、リソースのプールに格納して、ポリシーと負荷に応じてダイナミックに割り当てる。コンピュートとストレッジに比較すると、ネットワークの仮想化は遅れていたが、現在software-definedネットワーク(SDN)もかなり追いついてきた。

Tony Scott氏のプりゼン

最近Northern California 7x24 Exchange Chapter のミーティングがVMwareで開催され参加してきた。

7x247252014

CIOのTony Scottがsoftware-definedエンタプライズについて講演した。SDDCとsoftware-defined エンタプライズは複雑なサブジェクトであり、このブログでは詳細を語るつもりはない。SDDCはここ、software-defined enterpriseはここを参照。簡単にsoftware-defined enterprise を知りたければ、VMwareの CEOのPat Gelsinger氏ビデオを参照。ここ(英語のみ) 。(Scott氏のプリゼンのスライドはこのビデオでも使用されている。).

Tonyscott Tony Scott氏

Scott 氏はプりゼンをネットワーク仮想化の解であるNSXについて話を始めた。これは、Nicira を買収したのちに製品化されたものだ。 NSXの紹介ビデオは、ここ(英語のみ)。 ネットワークの仮想化が可能になり、SDDCが実際のものとなる。そして、最終的にはsoftware-definedエンタープライズを実現することができる。SDDC とSDDEの最終目的は IT as a service (ITaaS)だ。

Pocesssoftwaredefinedenterprise

Overviewsoftwaredefinedenterprise

SDDEの恩恵はいくつもある。それは、

  • ITに対するリクエストを37% 敏感に反応
  • オペレーションと開発人員の時間を30%削減
  • 新たなアプリやITサービスで 26% 収入増加
  • イノベーションに予算の50% を投入
  • 他の方式に比較して2/3以上予算を獲得できる

(出展: VMware Journey Benchmark Survey, 4th Wave 2013)

最後にScott氏のプりゼンは非常に面白く、特に余談は面白かった。その中で、Cloudのセキュリティに関するものを取り上げる。セキュリティにはいろいろな側面があるが、彼の話はハッカーによる攻撃に関するものだった。

Scott氏は以前はMicrosoftのCIOだった。Microsoftのデータセンターは毎日100万人以上の異なった人物から攻撃を受けている。そのため、彼と彼のチームは毎日それに対処するため、防御力が上昇したそうだ。もし、自前のデータセンタで同じことをしようとすれば、特殊なハードやソフトのツールや専門知識を有する人員を確保して維持しなければならない。そのためには、多額の経費が掛かる。Cloudの専門家に託すのが良いのかもしれない。

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