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30年に渡って関わってきた米国のITの出来事、人物、技術について語る。

シリコンバレーと電気自動車

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米国は自動車産業発祥の地であり、人々の車への思い入れは特別なものである。80年代日本の経済的な発展とそれに伴う自動車の輸出により人々の反感を買い、日本車をハンマーで破壊するような映像もTVで流れた。現在はどうなっているのだろうか。日本で話題になっている電気自動車のLeafやMieveは米国ではどの程度受け入られているのだろうか。

米国全体では、電気自動車(EV)の浸透はまだまだであるが、ここシリコンバレー周辺はかなり日常的にEVやHybridの自動車を見かける。多い順に言うと、Prius、Leaf、TeslaとVoltだ。この中で、純粋に電気自動車と呼べるのはLeafとTeslaである。VoltはEVと呼ぶのには微妙なところである。

Prius_2

新車だと、日本円にして200万円程度から購入できる。筆者の車もPriusであるが、とにかく数が多い。駐車場でも走行中でも数多くみる。東京や大阪の街中でみるよりもはるかに多い。その次がLeafだ。

Leaf

ここ数ヶ月でかなり普通に見かけるようになった。友人の一部にも所有する人が出始めた。もっとも、購入でなく将来のバッテリーの寿命も考えてリースする人が多いようだ。2014年版の値段は正規なもので連邦政府の税金控除を考えれば210万あたりから購入が可能だ。購入価格はPriusとあまり変わらない。筆者がPriusを購入した2010年の段階では、価格はともかくまだあまり市場へ浸透しておらず、Leafではなく数も多く実績のあるPriusを選択した。

今購入を考えるなら、Leafという判断もあり得ると思う。価格の問題は解決しているとしても、問題はやはり航続距離とバッテリーの寿命だ。シリコンバレーのど真ん中にいれば、シリコンバレー内を自分の家とオフィース、また他社を訪問してもせいぜい50kM程度なんで、Leafで十分である。しかし、シリコンバレーとSan Franciscoを往復となるとかなりきつい。もっとも、筆者は最近は途中で電車に乗り換えてSan Franciscoに行くので、ぎりぎりセーフかと思うが、高速道路に沿ったところに必ずしも充電器があるわけではなく、航続距離は心配のたねだ。また、まだLeafが出回り始めて日が浅いので、バッテリーの寿命がどのくらいあるのか、中古車として売却する際の値段などが気になるところである。それなら、リースかとも思う。

TeslaとVoltはどちらを多く見るかというと殆ど変わらない様な感じだ。

Tesla

Teslaは完全な電気自動車だ。Leaf同様全くガソリンを使用しない。1,000万円以上するTeslaのRoadsterはたまに見かけるが最近見かけるようになったのは、Model Sだ。これは、700万円程度から購入できて、航続距離も300kM以上だ。まあ、これは筆者の手が届かないので悩むことはない。

Volt

VoltもTesla同様あまり見ないが、たまに見かける。価格は350万円程度だ。これは電気自動車だと主張する人もいれば、Hybridだというひともいる。LeafやTeslaと比較すると電気モーターの他ガソリンエンジンも搭載している。ガソリンエンジンはバッテリーの充電や電気モーターの補佐として使用され、ガソリンエンジンが主に車を実際に動かしてはいない。ガソリンエンジンを搭載していることで、電気自動車ではないとも言えるが、実際の車の運行にガソリンエンジンが関わっていないという点では、電気自動車だという人もいる。しかし、連邦政府もカリフォルニア州政府もLeafほどは税金やその他の特典を与えていない。

電気自動車の基本的情報に興味のある人は、筆者が日経ITProに書いた過去の記事やVoltに特化したブログを参照(英文のみ).

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