yaSSL,以前のMySQLの大物が始めたオープンソースのSSL.貴方も参加しないか?
以前オープンソースに関わったのは、MySQLとJBossの日本進出を手伝った時だ。その後、どちらの会社も売却され関係者もちりじりばらばらになって、正直なところ興味を失った。ところが、最近のRSAのコンファレンスでひょんなことから、Larry Stefonic氏と再会した。彼がMySQLの買収後こつぜんと姿を消してからも、Linkedinの消息情報でなにやらやっていることは知ってはいたが、あまり興味を示さなかった。RSAの展示会場で偶然鉢合わせて再会した。それで、早速インタビューしてみた。以下はそのインタビューから見えてくる彼の新しいベンチャーのyaSSL。これはオープンソースとコマーシャルライセンスの2頭だてだ。どこかで聞いたような、ビジネスモデルだ。
簡単に言うのなら、yaSSLはオープンソースのSSL製品の会社だ。英語で構わなければ、会社の概要はここyaSSL SSL tutorialはここ。
皆もうオープンソースの利点は知っていると思うが、その一部をまとめると
ライセンス費がないので安価
簡単に自分の環境にカスタマイズできる
市場のニーズが直ぐに反映される
コミュニティによるサポートが素晴らしい
多くにコミュニティのユーザーによってデバッグがなされている
yaSSL はLarry Stefonic 氏とTodd Ouska氏によって創始された。下の写真はRSAでのブースで撮影。写真はJohn Safranke氏と Chris Conlon氏も一緒に。
左から John Safranek, Todd Ouska (コ・ファウンダ), Larry Stefonic (コ・ファウンダ)とChris Conlonの隠氏
yaSSLの製品は組み込みシステムに向いている。主な製品は
SSLとその改良版のTransport Layer SecurityはIETF の標準
だが、色々と版が違うと問題が多い。しかし、 yaSSL はSSL 3、TLS 1.0, 1.1,と1.2をサポートしている。殆ど現存するものすべてをサポートできる。製品の簡単な要約は以下の写真を参照。
競争に関しては、Wiki を参照のこと。
競合比較で CyaSSL (C 言語版) は良くOpenSSLと比較される。色々な面で比較できるがyaSSLはサイズが 30 and 100 kB,でメモリーも3 to 36 kB しか必要ない。これだと、センサーやその他の小さなものにも搭載が可能となる。
ところで、yaSSLはオープンソースなので、日本でもコミュニティを始めたいようだ。貴方、やりませんか?