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30年に渡って関わってきた米国のITの出来事、人物、技術について語る。

Linkedin、Facebook、Twitterのビジネスでの活用

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Linkedin(LI)とFacebook(FB)に関しては過去に色々と記事を書いたので、興味のある方は「岸本、Linkedin、Facebook」で検索をお願いする。

筆者にとってこの3つは、最近ビジネスを展開するのに必須のツールになってきている。もちろん、それぞれ異なった使い方があるのだが、どうやって使っているか簡単に述べてみよう。一般的にLIはビジネス、FBとTwitter(TT)は付き合いとかお遊びに分けられることが多いが、筆者はFBもTTもビジネスにも利用している。

アメリカ人が日本でビジネスをするには、ビジネスのコネや知り合いからの紹介がなければ駄目だとよく聞く。筆者の経験から言えば、日本の方が目的や理由がはっきりしなくても会ってくれる。米国だと目的のはっきりしないミーティングをセットするのは並大抵ではない。表敬訪問という感覚が一般にあまり無いからだろう。そんな米国で、LIは現在IT業界だけでなく自分の最低限の情報発信源となっていると言っても過言ではなさそうだ。LIでは以下の情報などがビジネスを展開するうえで有益である。

  • 自分が興味を持っている市場にはどんな会社が存在するのか。
  • ある特定の会社にどんな人がどんな職位でいるのか。
  • ある特定の人がどんな学歴や職歴を持っているのか(アプローチする際にその人のバックグランドや共通の知り合いを知っていると役立つ)。
  • ある特定の人がどのようなコネのネットワークを持っているか、など、など。

LIはそれぞれの人が持つコネのネットワークをウェブで展開していると言えばあまり外れてもいまい。それでこれは自分の持つコネのネットワークを整理するのに役立つ。筆者の場合、人に初めて会う前に必ずその人の情報をLIで検索しておくし、新たに出会った人にはLIのリンクのリクエストを送ることにしている。

LIは日本進出も果たし日本語も使える様だが、まだ、いまいち立ち上がっていないようだ。この原因は分かりやすい。知り合いの日本の方にこれを薦めても、「ふん、ふん」とは言うもののまず参加しない。雇用の流動性が大きな米国に比べて日本では会社の壁がLIの浸透を阻んでいるようだ。ある一定以上の人が参加しないとこの手のものは意味がない。参加者が広がって初めて、敵も味方も知らない人でもリンクしてしまうというポリシーも成り立つ。これはまさに、「友達の友達は皆友達だし、敵も友達だ」ということだ。

最近は多少アプリケーションが増えたが、LIはビジネス オンリーの堅苦しい環境だ。でも、ビジネス オンリーのオジサンやは気にしていない。しかし、最近始まった「今何をしてる」の一行が意外に良く読まれているので、驚かされることがある。また、最近始まったビジネス出張の予定も結構役立つ。なお、筆者のLIのidはhttp://www.linkedin.com/in/zenkishimoto。

次に使い始めたのがFBだ。当初は坊ちゃんや嬢ちゃんのお遊びから始まったFBだが、そのうちオジサンやオバサンが乗り込んできてダサクなったので若者は逃げ出し始めているようだ。オジサンやオバサンは親睦を深めるためにFBを使うこともあるが、ビジネスにも使っている。筆者の経験でも、何年も音沙汰のなかった旧友や知り合いと連絡がとれたり、写真やビデオを掲載できるので、LIよりはお遊び系が強いのは確かだが、それ以外に連絡や議論の場所としても利用している。

FBの記事を書くため、MySpaceにも参加してみた。そうしたら、friendリクエストがたくさん来る。どれも怪しい。綺麗なおねえさんがかなり「やばい」写真でお友達になりましょうと言ってくると、オジサンとしてはシカゴ時代を思い出す。その当時シカゴの無料の日本語新聞に「お友達」を作りましょうという広告があったので、からかい半分に連絡してみた。そしたら、XX子という方からお友達になりましょうという返事。アメリカ人の友達と、「きっとこれを書いているのは身長2mで体重250kg、それできっと禿げていて、筋肉もりもりのゴリラみたいな男だろう」と笑い合ったものだ。それを思い出したが、今時こんなもんに引っかかる奴がいるのかねと思う。なお、筆者のFBのidはhttp://www.facebook.com/zenkishimoto。

最後にTTだ。1年も前だろうか、昔コンサルをしたことがある、当時若き日本の社長(といっても今はもう40に手が届く)がTTを紹介してくれた。最初は「これはなんじゃ」と全然理解できなかった。でもその簡明性(ぐちゃぐちゃ書けない)、即時性、bit.lyのようにURLを短くしてTTに転送するツールの存在など、実はこれは非常にビジネスに有効だと気づいた。例えば

  1. 自分のブログの発表
  2. Retweet(他人のつぶやきを転送)
  3. 情報検索

など、とても便利。特に、bit.lyを使用してTTに流せば、実時間でヒットの数が分かる。情報検索も非常に有効だ。現在smart gridの調査・研究をしているが、まだ、まとまった情報、統計だった情報があまり無い中、草の根的な情報網は非常に役立つ。更に、TTへの書き込みは気取らず、インフォーマルなので、時々他では入手できない情報が転がり込んでくることがある。ただ幾つか問題点もある。誰が有効な情報を流し誰がつまらない情報を流しているかの見極めが必要だ。これは難しい。殆ど無限のように存在する参加者から選択するわけだから。一旦有益な参加者を選んだとしても、今度はこのポストの多いのに驚かされることになる。半日も見ないと100や200のポストが溜まっている。見るのは大変だ。全部見ても、それが役に立つという保証もない。ちなみに筆者のTTのidはzeekayinfo3だ。

実際のコミュニケーションには色々な方法を使う。メール、電話、チャット、そしてLI、FBやTTだ。場合によっては、スカイプで話しながらチャットし、さらに複数のメール アカウントをチェックする、などということも起こる。若き皆さん、正直技術の発展にはオジサン達が障壁になっていることは間違いない。(彼らは出来ないだけでなく、出来る人間に嫉妬して、その技術の使用を潰しにかかる傾向がある。)でもあと20年も経てば、この問題多きオジサンの年代が完全にリタイアするので、ネット化が進むだろう。しかし、筆者のようにオジサンにもこういうコンピューターloverがいるというのも覚えておいて欲しい。

ところで、上記で述べた社長だが、彼はメールでは殆ど捕まらない。それがFBだと連絡が付く。それで現在筆者は、人ごとに連絡に一番良い方法の表を密かに作成している。

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