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日々のニュースの中から、ネット広報の可能性を探る

ブログ始めます。

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はじめまして!!小本(こもと)と申します。このたび、晴れて、ITmedia オルタナティブ・ブログに参加させていただくことができました。情報の信頼性や適時性において確固たる地位を築かれている著名ブログに参加することができ、本当に感謝しております。よろしくお願いいたします。

新聞の署名記事は12年間にわたって書いていましたが、その後、PR会社に移って以降、この7年間は実名での記事執筆はしていませんでした。いざ書き始めると文章の怖さが分かっているだけに、なかなか筆が進まず初原稿が遅くなり、事務局にはご迷惑をおかけしました。やはり、実名ブログというのは緊張感があるものだと改めて感じた次第です。

 

12月からPR会社の経営を始めることにし、浜松町に小さな事務所を構えました。そこで新たな発見がありました。その場所は、かつて芝・新銭座(しんぜんざ)町と呼ばれたところで町名の由来は、ここに寛永通宝の鋳造所があったことによります。そして、福沢諭吉が開いた塾が、慶応4年(1868)に築地鉄砲州から移り、「慶応義塾」と名付けられ、三田の現在地に移転するまでの4年間、この地にあったそうです。会社そばに建っている「福沢・近藤両翁学塾跡」の碑で初めて知りましたが、事務所を構えたばかりということもあり、感慨深いものがありました。

 

ブログでは、ネットPRの可能性を探っていきたいと考えています。最近、新聞社のサイトや有力ポータルサイトには「リリースコーナー」が設けられ、何の加工もされずそのまま掲載されていることが多くなりました。ネットPR会社では、クライアントが自らサイトにアップロードし、配信できるシステムを構築しているようです。広告と違い、PR活動の成果(掲載)はメディアの判断まかせで、掲載を保証できないことがこれまで弱点でした。こうした「プレスリリースコーナー」にリリースが掲載されれば、掲載のいわば「アリバイ作り」ができ、弱点を克服できることにもなります。まさにウェブだからこそできるものだと思います。

確かに、単なる新製品・新商品リリースは商業色が強く、有力メディアが記事として取り上げなくなっている傾向が強まっていると感じてはいますが、リリースをそのまま掲載するとなると、PR会社の存在価値はなくなってしまいます。新製品・新商品であっても、開発者の熱い思いはあるはずだと思います。ハードだけでなく、ソフト部分をもう少し理解してもらう努力をしないといけないのではないかと考えています。

 

リアルとネットをうまく組み合わせたPRはないものだろうか。こうした思いでブログを書いていきたいと考えています。よろしくお願いします。

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