情報処理技術者試験が出願受付中
2007年秋の情報処理技術者試験が出願受付中です。
色々な方が受ける情報処理技術者試験ですが、
春と秋では科目が違います。秋の科目は
- 基本情報処理技術者
- ソフトウェア開発技術者
- テクニカルエンジニア(ネットワーク)
- アプリケーションエンジニア
- プロジェクトマネージャ
- システムアナリスト
- アドミニストレータ系の試験がいくつか
です。
秋の試験には色々と思い出があります。
初めて情報処理技術者試験を受けたのは
大学4年の秋でした。独学で基本情報を受けました。
アセンブラは慣れるまで大変でしたが、
そろばんを習っていた子供時代の感覚を思い出したら
急にできるようになりました。
社会人1年目秋にはアプリケーションエンジニアを受けました。
集合研修の後にOJTを終えて間もないころでしたので、
すごく難しく感じました。しかし1年目のその時期に
「システムの品質は設計工程で作りこむ」という思想を
体系的に学習できたのはとても良い事であったように思います。
社会人2年目秋にはいくらかの開発を経験したことで
アプリケーションエンジニアに合格しました。論文試験では、
「セキュリティを重視しつつレスポンスを維持したシステム」
などについて述べるような問題もあります。
普通はセキュリティを固めたらレスポンスは落ちやすいですので、
ユーザの要望をよく聞いてどのへんのセキュリティが重要で
どのへんのパフォーマンスは譲れないのかを設計段階で見極めていく必要があります。
AEの過去問題や練習問題に取り組む事で、そのへんの勘所について
理解を深める事ができたように思います。
社会人3年目秋にはプロジェクトマネージャに合格しました。
自分自身の体力の割り振りや、プロジェクトメンバーの
作業量を把握して応援したり、応援してもらったりした経験がありましたので、
プロジェクトマネジメントを学ぶ事に対して前向きになれました。
プロマネ試験の教科書にはとても勉強になるところが多かったです。
「プロジェクトの進捗状況を把握するための資料は、その種類や報告タイミング、
報告方法について事前に取り決めた上でメンバーに周知徹底すること」
ということは「当たり前だろ」と思うのですが、なかなか完璧に実行するのは難しいです。
しかしきちんとやることができると「遅れの予兆」が目に見えてきます。
普通は「わぁ!おくれてきた」と焦ってからリカバリーするので
手遅れになりがちなのですが、予兆の段階で原因を突き止めれば
被害は最小限に抑えることができます。学ぶは易し、為すは難し、ですが。
社会人4年目秋にはシステムアナリストに合格しました。
大学で経営関連のことを学んでいましたので、
その分野では新しく覚える事はほとんどありませんでした。
経営システムなどについては普段の業務で身に着けた知識で間に合いました。
今のところは経営を左右するようなレベルのシステム化提案に
立ち会う機会が無いのですが、せっかく身に着けた知識ですので
失わないようにしたいと思います。ビジネス誌やSI関連の業界誌を読むことも
勉強になりますが、同期にあって『今何作ってる?』と聞くことや、
オルタナティブ・ブログで新鮮な情報を仕入れる事はとても有意義であると思います。
社会人5年目秋にはネットワークを受験しようかな、
と考えてはいるのですが、勉強する時間が取れそうにありません。
ネットワークには大変な苦手意識がありまして、
ADSLのモデムも「かんたんマニュアル」を見てその通りに設定してます。
ここらで弱点を補強するには情報処理技術者試験に挑戦するのが良いのですが、
なかなかモチベーションが上がりません。
ひとまずマスタリングTCP/IPを熟読して検討する事にします。