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情報処理試験出願〆切まで10日

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2007秋の情報処理試験の出願締め切りは

基本情報と初級シスアド8月29日(水)午後8時

その他の試験8月28日(火)午後8時

です。意外と出願をし忘れる方が多いそうですのでご注意下さい。
「あれ。29日までだと思ってたらプロマネは28日までか。」
ということにならないよう早目のお申し込みを。

システムエンジニアの登竜門たる基本情報処理技術者の試験は
今の段階で全然勉強していなくても、何とかなると思います。

今SEな人の場合

試験の当日まで2ヶ月あります。1か月はしっかり午前問題を勉強する。
残る1か月で午前+午後という対策で乗り切れるでしょう。
午後試験はアルゴリズムなどの頭の体操系の問題と、
DBやNWなどの知識を中心とした問題からなります。

午前問題

残り2か月となると過去問題をやる以外に
著効する勉強法は無いように思います。
後悔する人は普段からIT系ニュースサイトや雑誌などに目を通して
用語に慣れておくのがよいと思います。
DBやNWなどの分野ごとに自分の得意/不得意を認識した上で
勉強するのが効果的だと思います。

アルゴリズム

前者のアルゴリズムは慣れないと点数が取れません。
慣れるには、1本のプログラムをまるごと理解することだと思います。
よくあるパターンとして、練習問題を1問解いたところ、4つの設問のうち
3問目まではロジックを追うことができたが、4つ目は理解できなかった、ということ。
そこで答えを見て「ふーんそういうことね。」と理解したつもりになって、
自己採点してみると6割くらい取れているからいいやと思ってしまいます。
これでは試験を受ける上でも不安定ですし、そもそも実務に耐えられません。
そこで、1か月は午前問題をやって合格ラインを余裕でクリアするところまで努力します。
残る1か月で、1問の問題に2時間でも3時間でもかけて必ず最後まで
アルゴリズムを理解できるように学習するのが良いでしょう。
1本のプログラムを完全に理解すれば、他のプログラムを見たときに
ループの終了条件の後判定やら前判定やらで似たような部品があることに気づくと思います。
そうすると、既に理解した部分はこれまでより簡単に構造をつかむことができます。
結果として、まだ理解していない部分に対してより多くの集中力を割り振ることができます。
10本のプログラムを10本とも7割の理解度で学習するよりも、
5本しか学べなくても5本とも最後までロジックを追うことができたとしたら、
そのほうが勉強になります。

知識系午後問題

一方後者の知識系問題では、午前試験の知識が不足していると
そもそも何のことを言っているのかわかりません。
午前試験でなんとなく7割取れる状況になると、
残る時期を午後試験に振り分けてしまいがちです。
しかし午前試験の勉強は午後試験の糧にもなる、という観点からすれば
そのような人でも午前試験に半分は割り振りたいところだと思います。
午前試験は8割取れるという人ならば午前:午後を4:6や3:7に調整すると良いと思います。

以上のことから、2か月間午前試験をやりながら午後試験を進めるよりも、
ある程度期間を区切って午前試験に見切りをつけてしまい、
午後試験にまとまった時間を用意したほうが効果的と言えるでしょう。
どうしてもわからないアルゴリズムがあっても、数日連続で数時間を費やしてでも
取り組むことが重要であると思います。

来春からSEな人の場合

来春からSEという人で、こちらを見ているという人は少なそうですね。
締め切りギリギリまで行動を先延ばしにして放置するという性質は
SEによく見られる性質ですので、きっと進路選択が間違っていなかった証拠でしょう。
これからも納期とストレスの狭間でがんばってください。うまくやっていけると思います。

ということで終わらせるのもアレですので自分の経験を書きます。
記憶が間違っていなければ、8月20日がバイト代の支払日で
気が大きくなって出願したと思います。

ですので自分も2か月で挑戦したことになります。
午前午後が合体した問題集1冊と、午後試験対策本(アセンブラ実行環境つき)を買い、
卒論を書きながら勉強しました。特に計画は立てず、
午前も午後も同時に進めていきました。

午前試験

午前試験は本についていた模試でいきなり6割取れました。
分野別に採点できるようになっていたので計算してみると、
8つの分野のうちネットワークを中心に2,3の分野が相対的に弱かったです。
気前良くネットワークを切り捨ててそれ以外の7分野で集中的に知らない過去問を解きました。
脳神経の成長が良いからか、知っている分野の知識を伸ばすほうが楽でしたので、
2週間くらいで8割が得点できるようになりました。
ただしネットワークを切り捨てたことは今もなお後悔しています。
がんばって覚えて追いついたつもりですが、ぼんやりとした不安があります。

午後試験

午後試験ですが、中学のときにn88BASICで遊んだことがあるとは言え、
ブランクがあったことと、我流プログラミングと試験問題の違いに苦しみました。
そこはそことして、アセンブラ実行環境で自分の名前を16×16のレジスタ上に
電光掲示板風に出したりして遊んでいるうちにかなりアセンブラに慣れました。
ポイントになったところは、「あー。せっかくYOHEI YAMAGUCHIって表示できるようになったんだから
新幹線の社内の電光掲示板みたいに横に流れるようにしたい!」
というイライラ感です。このイライラ感からかなり熱心にアセンブラ命令を覚えました。
そしてきれいに文字が流れるように表示されたときの感動から、
「アセンブラ、古典言語のわりにやるじゃん」というおもしろさを感じることができました。
そうこうしているうちに残り2週間くらいになってしまいました。
擬似言語の問題に手を出してみたところ、アセンブラのおかげなのかだいたい解くことができました。
知識系の問題はネットワーク以外は大設問1つにつき小問題を1つ落とすか落とさないかくらいでした。
ネットワークは午後試験の問題を見て午前試験の勉強に活かすような状況でした。
半分はできるようになったと思います。

言語はJAVA、C言語、アセンブラ、COBOLとありますが、ぱっと見て好きなのを選ぶのが良いと思います。
まだSEにもなってないのに「時代はオブジェクト指向だぜ」というのはアレだと思いますし、
得点しやすいという噂だけからアセンブラを選ぶというのもアレだと思います。
やっぱプログラマと言えばC言語だろ、という人は是非挑戦してみてください。
できれば受験と関係なく試験対策⇒入門書⇒実際に作ってみるとステップアップしてみてください。
どの言語を学んでも無駄になることはないのですが、C言語が一番勉強になると思います。

エール

おいおい。自分は文系なんでいきなりアセンブラとか無理なんですけど。
という学生の方は安心してください。社会に出たら絶対にそんな言い訳は通りません。
ある会社の新人さんで、webから印刷した英文ドキュメントを渡されて
「先輩、表紙にMojaviってあるんですが読み方がわかりません」からスタートした人もいるそうです。
もちろんPHPも習得しておらず、かなりきつい日々だったとか。
弊社では少なくとも自分が育成指導を担当している新人さんに対してはそんなことありません。
と、自分では思っています。

情報処理技術者試験もその準備と思ってまずは出願してみましょう。
出願すれば締め切りは2ヵ月後に確定します。そうすれば計画を立てる必要が生まれます。
計画を立てたら、実行しないと気持ち悪いです。卒研や修論などに影響の出ない程度に
自分で自分の時間を調整して合格を目指してください。

そういうわけで、これからSEになる人も、今SEな人もまずは出願しないと始まりません。
URLはこちらです。http://www.jitec.jp/

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Comment(2)

コメント

20年ぐらい前に必死で勉強したのを思い出しました。
2種、1種、オンライン、特種をとりましたが、2種、1種の賞状には「橋本 龍太郎」元総理の名前が書いてあります。
 学生時代はアセンブラ、COBOL、FORTRAN、PL/1、パスカルをやりましたが、試験にはあまり役に立ちませんでしたね。 そういえば、長大な論文を時間内に書き終えるのが大変だった覚えがあります。
 私の持っている資格が一つも今、カテゴリとして残っていないとは、、、、、でも、あの一所懸命やっていたころが懐かしいです。 若い技術者もがんばって欲しい。

けんじろうさん、コメントありがとうございます。
橋本元総理の名前入り賞状はかなりレアですね。うらやましいです。私の持っている賞状で一番レアだと思われるのは、内閣改造中だったのか総選挙中だったのか、「大臣代行」という肩書きで発行されたものでしょうか。もらったときはありがたみが薄いように感じましたが、今はちょっとしたネタです。
私は資格というのは大きなバケツで、そのバケツに先に合格した人が築き上げた信用が詰まっているのだと思っています。能力はあるけど実績が無い人は、資格というバケツから信用を借りて利用し、実績が伴ったら信用を増やして返すのだと思っています。ですのでけんじろうさんのおっしゃる通り、若い技術者は頑張って返済もしなければなりません。借り入ればかりでは資格制度が倒産してしまいます。○○って資格持ってるやつはロクなやつがいないな、なんて言われたら目も当てられません。
なお、2種と1種は一応、基本情報技術者とソフトウェア開発技術者という資格に引き継がれています。ソフトウェア開発技術者がそれなりに認められた資格であるのは、旧1種の合格者の方に優れた技術者が多かったからなのでしょう。

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