個人賠償責任保険は社会人の常識?で考えてみる、ドイツの損害賠償保険30億は凄すぎなのか?
昨日アップしたエントリ
こちらに多くのアクセスとコメントをいただきありがとうございます。
スクールゾーンの指摘だったり、自分の考えだけでは及ばなかった範囲の考察などこうやってエントリを公開することの効用を昨日もまた感じていた訳ですが、その中でもcatalan102さんの損害賠償保険制度に関するコメントは非常に興味が沸くものだったので、簡単ではありますがドイツの保険について検索するとこれまた注目すべき事があったのでエントリ化しておきます。
まず、自分の家庭でも子供がロード用の自転車に乗りたいと言い出したときに母親が心配していたのは誰かを巻き込んで事故を起した場合の保険の事。結果としてうちは生協のほうから案内が来ていたものに加入しました。
この自転車事故の保険の認知度低く 損保各社が販売中止 というニュースをこちらのエントリでお伝えしたこともありました。
日本でこういう保険の金額でとりあえずまとまった金額としてイメージできるのってやはり1億とかそういう金額になりますかね?
多分この金額は日本において損害賠償の相場を踏まえてのことだと思うのですが、catalan102さんが書かれたドイツの損害賠償保険の一例は30億って物凄い金額ですね!
ドイツの損害賠償保険について検索するとやはり訴訟社会で日本とは社会風土が違うよ、、、という指摘がいろいろありつつ、目に付いたのはこの記述
自動車損害賠償責任保険に関連しての記述ですが、
もしも保険契約者またはその家族が第三者から損害に対し訴えられる場合に備えて、任意の損害賠償保険の加入も奨励されています。ドイツの法律では個人の賠償責任の制限がないため、損害賠償保険の重要性は軽視できません。
ふむふむ、この賠償責任の制限がないというのが30億って金額に結びついているんだろうな、、、とちょっと納得。
それとワーキングホリデーのところでのこれですね
ドイツ滞在期間中の病気やケガの治療のための保険加入が義務づけられていましたが、今後はドイツ国内滞在期間中有効な包括的な責任保険(事故等が起きた場合の損害賠償等がカバーされるもの)、及び健康保険(病気やケガについては歯科治療や妊娠出産を含み、緊急の場合の母国への移送についてもカバーされるもの)に加入していることが義務づけられることになりました。
日本が欧米のような訴訟社会と違うことでの、良い面、悪い面両方あるでしょう。今回のボールを蹴ったことが原因での事故についてじゃあ保険に入っていればそれで全部解決か?といえばそれもまた違うのですけれど、海外旅行時における個人賠償責任保険が義務化され常識化していることを踏まえると、普段の国内生活についてもこういう考え方が浸透していくべきなのかな?と善悪とは別の問題として今回の判決考えさせるきっかけになりそうです。