原発作業員の日当は40万じゃくて9000円
原発作業員の日当についていろいろな金額の話しが出てきて、自分もこんなエントリを書きました。
ここでは、高卒男性の話として、受け入れなければならない義務だと感じた、、、という話しを紹介させてもらいました。
この段階で8次請けもある、、、という話はツイートなどで見かけていたのですが、昨日こんな記事を見つけました。
ここでは下請け構造と偽装請負、はたまた“労災申請ができない力”についての指摘がされています。
今日はピンハネ問題とかにはあえて触れずに、少し古いですが週刊文春のこの記事を紹介しておきたいと思います。
5月19日号で「日本の原発作業員が消滅する」という特集が組まれており、その中に
「あいつら仕事が欲しくてヘーコラしてるんだ」藤本東電副社長 銀座高級クラブ業者たかりをスッパ抜く!
という項目があります。
このタイトルの「あいつら仕事が欲しくてヘーコラしてるんだ」についてはホステスさんが語った事ということで微妙な釣りネタではあるのですが、取り上げたいのはここではなく、ここですね
公益事業を担う東電だが、民間企業ゆえに業者の選定で公務員のように収賄容疑に問われることはない。かねてから「電力会社の社員も、みなし公務員扱いにするべき」との議論が出ても、法改正は見送られてきた。
この記事では業者の接待問題を追及していますが、東電の仕事がそれだけの人たちに仕事とお金を回していたか、、、そして冒頭に紹介したような8次請けにものぼるピラミッド構造の中で生きていく、下請け会社や労働者。
会社の中で働くにしろ、独立自営、フリーランスで働くにしろ不条理と向き合う事はありますし、会社の経営していれば、発注先からの無理難題に耐え忍ばなければいけないケースやら、身内のほうからは「こんな仕事やってられません」くらいの捨て台詞を食らってしまう事もあり、独立した道を歩もうとすると、自分の中の矛盾と向き合いながら仕事していくのが普通な事かと思います
なので、生きていくために働かないといけないのはわかっていますが、今回のようなケースの中にはすんなり受け入れるのが難しい現実がいろいろあって、結論とはではいかんのですけど、恵まれたポジションにつけた人と、そうでない人のバランス不均衡にもう少しなんとかならんかな、、と思ってしまうのでした。