webページは「dotEPUB」使ってePub保管する時代になる!?
この週末が過ぎると5月に入って、いよいよePub3.0の季節がやってこようとしています。
日本語対応など電子書籍方面でいろいろチャレンジしたい人やビジネスを伸ばしたい人にとってこの3.0への進化は非常に大きなチャンスになるのではないかと思います。
ただしインターネットは普通に利用するけど「ePubってなに?」という温度感の方々のほうがまだまだ大半な状況の中、Webページを一発でePubに変換する「dotEPUB」がこれまた電子書籍制作関係者界隈でちょっとした話題になっております。
chromeの場合、chrome web storeのこのページにジャンプしてインストールボタンを押すだけですぐ利用可能。
オルタナを早速試したら定番ネタ xml:lang="ja" の記述がないのでデジタルエディションでは文字化け状態。まあ英語のページであればこの辺の問題も関係ありませんね。
こうなってくるとやはり、自分が欲しいページをマークしていって、ダウンロードボタンを押すとePubとして手に入るという機能がやっぱり欲しいよね…という話しが蒸し返されてくる訳です(苦笑)
ただし、この「dotEPUB」は開発者向けにAPIも提供しているので、そういうサイトの構築も割合簡単に出来る状況がすでにあると言えるのかもしれません。
「dotEPUB」のデモではePub表示にAdobeのデジタルエディション使っていますけど、このアプリのレンダリング能力はiBooksと比較してもう少しレンダリングの仕方とか綺麗にならんの…って思いますが、ePub3.0に進化していく中で一般ネットユーザにもっと簡単にePub形式による電子書籍コンテンツを楽しんでもらうためにはブラウザがデフォルトでePub表示に対応してくれる事だと思います。
縦書きePubのデモをご覧になった方も多いと思いますがこれ、ePubビューワーではなくWebKitで表示させていて、
現段階で一般的なユーザさんにとっては「パソコンでePub見るにはどうするの?」という世界なのがePub3.0以降多くのブラウザがePub表示をデフォで対応を期待してしまうわけですが(SafariやChromeはまあ問題なく対応してくれるでしょう)、この際もう少し欲を言ってしまうと、
↑自分のePubをここみたいな感じで表示できると一般ユーザウケもかなり期待できそうなのに!と思ってしまいますねw
後は、以前に「そんな訳ないだろ」って言われはしましたが、デジタルエディションがあのレンダリング状態がまだまだ続くとしたらやはり自分はiBooksがePubビューワーとしてPC向けにもリリースさして欲しいとまた書いてしまいます(苦笑)
オルタナブロガー谷川さんと一緒に始めたeBookProのサービスも本当に幅広い方々からお問合せをいただき、着実にePub制作業務の実績を増やしつつあり、この5月のePub3.0制定でこれまた沢山の問合せをいただく事になるだろうと予測をしています。
数人のスタッフで動かしているプロジェクトなだけに大量の仕事をさばく事は無理ですが、これまでチャレンジしてきた事例のようにeBookProはこの5月からもどんどん新しい事にチャレンジして「こんな事が出来たら楽しくないですか?」というePubによる電子書籍利活用の事例を示していけるよう頑張って行きたいと思うのでした。