【トヨタの人材調整】大卒新入社員を組み立てラインに配置の次は、他社正社員240人を受け入れへ
10/31に「【トヨタ】大卒新入社員を組み立てラインに配置のニュースについて、今年大学受験の息子1号と意見交換してみた」というエントリをアップしていろいろな方からコメントいただきました。
なんの根拠もない予想ですけど、約3か月間工場に配置しただけで、その後どのくらいの期間を同じ職種で過ごすのか…という点ではかなり暫定的な処置なのでは無いかと考えていますが、やはり気になるのはこの記述です。
トヨタは今夏以降、増産基調に対応するため、取引先のメーカーなどから応援要員を受け入れた。10月には期間従業員の採用を1年4か月ぶりに再開。ただ、契約を更新しない「雇い止め」などで批判を浴びた教訓から、期間従業員の採用を大幅に追加することには慎重とみられる。さらに、政府の支援策が打ち切られた後は、再び需要が失速する懸念があるため、新入社員を活用することにしたようだ。
そして昨日になりますが、今度はこんな記事が、
トヨタはヤマハ発から2010年3月までの3―6カ月を期限に、計240人を受け入れた。人員は主にHV「プリウス」の増産に追われる堤工場(愛知県豊田市)などに配属。輸送用機器の製造ノウハウを持つ即戦力として、生産現場で働く。
トヨタはエコカー減税や新車買い替え補助金制度で販売好調な車種を増産するため、10月から期間従業員の新規採用を再開した。しかし制度が終了する10年3月末以降は反動も予想され、先行きは不透明だ。
ここ最近電気自動車の話題も盛んで、世界のトヨタといえど今後どんな展開がまっているのかわからない…という側面あると思いますが、景気が回復しても結果として先行き不透明な状態で、以前のような社会的批判を浴びた教訓を踏まえ、新入社員や系列、関連会社の正社員受け入れで何とかやり繰りって手法が広まることで、やっぱ正社員のほうがセーフティーネットしっかりしてんじゃん…という話になっていく感じがしていて
物事はなんでもそうですけど、数十年後にどうなるのかって正確に把握できる人っていないくて、資本主義の拡大過程で新しいライフスタイル、働き方を選んだはいいけど、結局貧乏くじを引いてしまったという不満を抱えた人達の割合がどんどんふくれあがり、国、社会としての安定性をどんどん脅かしていくような事にはならんで欲しいよなと思うのでした。
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