セブンイレブン弁当見切り販売問題、自由に商売したいならFCビジネスは止めたほうが良いのでは?
セブン-イレブンの独禁法違反での調査の件が思いのほか大きく報じられています。
数ヶ月前にも弁当の値引きについて放送されているニュースを見かけたのですが、その中でコンビニ経営者の方が、やはり売れ残りが出て、それを廃棄するのは無駄なので経営上の工夫をしたいのに本部が認てくれない…と苦悩を打ち明ける場面が放映されていたのが印象的でした。
実は自分の身内もコンビニ経営を、それも青森県のド田舎でやっていた時期がありまして、現在は手放していますが、その当時はいろいろと苦労話を聞く機会がありまして、オーナーさんがさまざま苦労をされているのは一応身内が経験したことあったりはするのですけれど、自分がこのニュースを見て思ったのは、そんなに自分で商売の工夫をするのであれば、フランチャイズとか他人から商売の看板を借りずに自分の看板で商売努力したらいいのではないか…と思うのです。
いろいろ経営指導とかいっても赤字をオマケしてくれるわけではありませんし、自主独立した商売を展開したいならアプローチを変えたほうが良い気がします。
こちらのニュースソースでは
公取委によると、同社のFC本部は契約書で「商品価格は加盟店が自由に決められる」としているにもかかわらず、見切り販売を行った加盟店に「二度とやるな」と命じたり、従わない店に契約の打ち切りを示唆したりするなど、取引上の地位を利用して、販売方法を制限した。
↑具体的に、「商品価格は加盟店が自由に決められる」と契約条項にありながら、制限したとありますが、レジの前とかで半額処分とかの商品が置かれていること良くありますから、全部が全部見切り販売を規制していた訳ではないと思うので、この辺は慎重な報道姿勢も必要かな…と少し感じつつ。
こちらの記事では優越的地位の乱用についての用語解説がされています。
コンビニ経営については、この弁当の問題以前のところ、例えば出店前の調査と実際の食い違いに関してのトラブルであったり、値引きしても手遅れになりそうな経営不振に陥った店舗オーナーとの問題のほうが色々問題噴出しているケースあるような気がするので、この「見切り販売」について妙にマスコミが取り上げるのが少し不思議な感じがする私でした。