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全国ネットの定義。

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自分は大阪出身。

長きに渡り、民放と言えば、

関西テレビ
朝日放送
読売テレビ
毎日放送

の4局で育ってきた。

・・・テレビ大阪は?

自分が中学何年生だったか、の頃に開局した。

当時、まだ広告枠が取れて無かったのか、大阪に進出していないCMをいっぱいやってた覚えだけはある。

「安さ爆発カメラのさくらや~」とか
「まぁーるい緑の山手線」とか
「ペヤング」とか。

今や普通にメジャーだけど、ほんと無かったのよ、当時の関西には。少なくとも自分の近辺には。

関西圏で言えば、
サンテレビも
KBSもあるだろう、と。

確かに、新聞のラテ欄には載っていた。

だが、我が家の環境(大阪府箕面市の東部)は、偶然だか、奇遇だか、電波が届かず見れなかったのだ。

だから、民放と言えば、(子供の頃は)上記4つだった。

さて、ずっと大阪で暮らしていた自分からすれば、民放は4つで当たり前だった。

衝撃だったのは、母方の実家の大分に行った時だ。時に自分は13歳。

あくまで当時の記憶だけど、民放局が2局しかなく、それぞれのチャネルで別れている番組が混ざり混ざって放送されていた。

「一部の地域を除いて、番組は継続します」

というテロップが出た後、継続されないのを当時の大分で経験した。

丁度正月だったこともあり、延々と、

「○○商事(もしくは建設、もしくは工務店、もしくは某かの業種)から新年のご挨拶をお喜び申し上げます」

的な、初日の出の静止画による、テロップとナレーションのみのCMが流れる、という経験をして、強烈なイメージを持ったことも覚えている。

その後、25歳にして、岡山に転勤になり、民放5局体制をそのまま迎え、ましてや、大阪ローカルの放送をほとんど見ることなく、東京の放送を見ることになったのも衝撃的だった。

自分の中の勝手なイメージで言えば、岡山=西日本=大阪側、だと思ってたのだ。

だから、岡山に流れる放送は大阪のそれだ、と思い込んでいたのだ。

何をかいわんや。

岡山は余程、大阪より、「東京文化」のそれだったのだ。

※当時、「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」は大阪では流れて無かった中、岡山に行けば、普通に見ることができたことにも驚いたり。

非常に前置きが長くなりました。

で、愛知に来てどうだ、というのが本題で。

これが評価は微妙で。

もちろん、東京の放送、そのままのものもある。

愛知県ローカルのものもある。

一方で、関西ローカルのはずのものも普通に流れていたり。

日曜の午後に、「怪傑えみちゃんねる」が流れていることを、関西出身の東京在住人は想像できるだろうか。

一方、金曜の19時というゴールデンタイムに、普通に、愛知県ローカル番組をやってたりするのだ。

※いつも業務中で、車に乗ってる時に音声だけ聞こえてるだけで、なかなか見れないのだけど、とても気になっている番組。

「PS純金」
https://www.ctv.co.jp/psgold/

ということを理解すると、愛知県のテレビ番組、というのは、「全国ネット」の定義を揺るがす、ミクスチャーな文化を誇っている、とも思うのだ。

なかなか、ゆっくりテレビを楽しむ時間は得られてないのだが、この愛知のTV文化は面白いなぁ、と思っているのである。

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