自分的に電子書籍で良かったこと。
今回は結論から先に書きます。自分的に電子書籍で良かったこと。
「自分が読み進めているページ数がわからなかったこと」
コンテンツにもよるのだと思います。また、電子書籍のビューワーにもよるんだとも思います。
今更何言ってるんだよ、という方も居られるかもしれません。ただ自分にとっては新鮮な感覚だったので。
そう思った経緯を書きます。
先日、インフルエンザに掛かってしまいまして、強制的に会社をロックアウトされてしまいました(苦笑)
元々あまり疾病しないので、熱が少し高めに出た時も久々に風邪でも引いたかなぁと思い、一応病院に行きました。
お医者さんにも「まぁインフルエンザじゃないと思うけど、一応調べとく?」と言われて検査したら「A出ちゃったね、と」。
イナビル吸引してそこからしばらくお休みです。吸引した日はかえって熱が上がったりしましたが、翌日以降はとんと下がり、もう自分自身としては元気で仕方が無い訳です。
でも外に出てウロウロする訳にもいかないので、これを機にずっと買ったまま放置していた本やら雑誌やらを読むことにしました。
そのうちの一つがこれ。
これ、色んなジャンルのマンガのある一話だけを紹介するような形の構成になっていて、また、その一話終了後には、その他のお奨め(?)マンガも書かれてました。
そのうちの一つに、「あれ、息子が1、2巻持ってたな」と思ったものがあったので、次はその息子のマンガを読むことにしました。
そのマンガ、息子から「比較的うちに近い場所が風景として描かれているんだよ」なんて話は聞いていたのですが、ストーリー的にはよくわかっていませんでした。
で、1巻、2巻を読んだらドはまりしてしまいました。
うちの家からそう遠く無い場所に古本店があります。
もうそのマンガ、完結している、ということで、残り全巻を買うこともできるか、とは考えました。
ただ、まぁ、2巻まで読んだだけだしな~、ってのもあれば、何よりインフルエンザで休んでいる身です。
いくら歩いて5分も掛からない場所とは言え、出歩くのも(年齢的には)いい大人としてどうなんだ、と考えて諦めることにしました。
「そうだ、電子書籍にあるのでは?」
探してみると、あるようです。で、3巻を購入しました。電子書籍で。
元来、音楽でも書籍でも、所有欲が強いのと、どうも実態の無いデータに対する自分なりの信用の無さがあり、CDや書籍そのものを買う方なんですが(※配信を全く買ったことが無いとは言いません)、まぁ、これは良いか、と。
で、3巻を読んでしまうと、ああ次も、となってしまい、結果として止まらなくなってしまいました。
ついに最終巻まで購入してしまいました。
それまでも何度も泣かされるシーンはあったのですが、きっとこのマンガでのクライマックスのシーンらしき所が近づいてきます。
ああ、こういう展開になるのか、そうか、と。
でも話はまだ終わりません。その後にももう一揺らし来ます。
今、そのシーンを思い浮かべてこのエントリーを書いていますが、自分の場合、それだけで涙が出そうです(笑)
で、本題に戻るんですが、
紙の書籍を読んでいる際には、その本の本来の厚みに対して自分が読み進めているページから残りのページ数が先にわかってしまう訳で、そうすると、「ああ、もうそろそろ佳境だな」とか「こう来るんじゃないか」とかある程度の予想をしたりしていました。
「こう来るんじゃないか」とかは電子であっても想像はするんですが、残りページ数がさてどれだけあるか、を意識していない時に、展開が「ドーン!」と来る、「ああ、ここでそう来ちゃうのかぁ」と書籍そのものにしてやられる感覚というか。で、その先どうなっちゃうのよ、このあとどう展開するのよ、というハラハラ感が強く思える気がしました。自分が読んでいた電子書籍ビューワーの場合だけかもしれませんが。
これは紙の書籍では味わえなかった感覚だなぁ、と改めて思った次第です。
で、そこまで言うマンガって何だったんだよ、という話なんですが、それはこちらでした。
今更かよ、と言われそうですが。いや、でもホントグッと来ました。46歳のおっさんが平日の昼間に号泣して何やってんだよ、という感じではありましたが(苦笑)
追伸:
このマンガの中のキーとなる日付に2月18日があります。前述のように全く内容もわかってない中、図らずも読み始めてしまったにも関わらず、この「2月18日」というキーワードが出てくるページを、2月18日に読んだのです!この出会いにも偶然以上の何かを感じざるを得ませんでした(笑)