どなたか実現してくれませんか?(3)「ラジオ番組IP再放送」~追補:ANN以外の番組、別のターゲット、コンテンツ用意(案)~
昨日、辻さんがエントリーで書いてくださったように、本当に自分はオールナイトニッポンを始めとした昔のラジオ番組を再放送で聞くことのできる手段を欲しているのです。
このタイトルシリーズでいつかは取り上げよう、と思っていましたが、この度、辻さんがきちんとしたエントリーで書いてくださり、世に広く内容が出て、自分としては何よりです。
これを機に、誰かが実現してくれることを望みます(→あくまで他力本願)。
さて、先日のオルタナティブブロガーのミーティングの際は、別にその話題を話すために皆さん集まっていた訳では無いのでそのネタを深く話すことはしませんでしたが、自分としては前から熱望していたこともあり、まだまだ語り足りないことがありますので、辻さんのエントリーに追補ということでいくつか書かせていただきたい、と思います。
1.オールナイトニッポン以外の再放送希望番組
自分が一番最高にラジオを深く聞いていたのは、1982年~1985年辺り。この頃、親に隠れてラジオばっかり聞いていました。今の一般家庭がどうかはわからないのですが、自分は結局25歳で転勤に伴う一人暮らしをするまでずっと実家暮らし、自分の部屋に居る中、一度も自分の部屋にテレビがある状態、というのが無かったので、余計にテレビよりもラジオ、テレビよりも本・雑誌が自分の娯楽でした。だから特に中学の時は(実際はラジオも勝手に持ち出していたのですが)ポケットラジオを机等に隠しておき、オールナイトニッポンは暗い中、ふとんの中で隠れて聞いていたのです。
こういうことを書き始めると、どんどん色んなことを思い出す。なんだか、古いシナプスが再結合していくようです(笑)とにかく自分のよく聞いていた番組はみんな思い出深い番組。それらがコンテンツにならないかな、と思っています。
自分の記憶に誤りがなければ、よく聞いていた曜日のオールナイトニッポンは、
月:中島みゆきさん
水:タモリさん→アルフィーさんに途中交代
木:ビートたけしさん
金:山口良一さん
土:笑福亭鶴光さん
で、他の曜日を聞かなかった、という訳では無いんですが、あまりかっちりと曜日ごと記憶できていない。チャゲ&飛鳥さんもあったし、それより、松山千春さんのものもよく聞いていたはず。木曜は第二部の谷山浩子さんも・・・。いざ思い出そう、とするとなかなかはっきり出てこないものだなぁ・・・。
主として、ハガキ職人、と言われる人達がよく投稿するようなコーナーがあるものを好んで聞いていました。中島みゆきさんのところでは「ひとり上手」のコーナー、山口良一さんのところでは(名前が思い出せない)・・・クイズのコーナー、笑福亭鶴光さんのところでは・・・やっぱ「この歌はこんな風に聞こえる!」ですね。
一応、中学生なので、勉強しろ!勉強しろ!とは言われる中、宿題やってるフリして聞いていたのは、(大阪でしたので)毎日放送の「ヤングタウン」、特に水曜日の原田伸郎さん(あのねのね)、金曜日の谷村新司さん・ばんばひろふみさんの会が一番好きでした。他の曜日も聞いてはいましたが、ABC朝日放送の「ヤングリクエスト」、KBS京都の「ハイヤングKYOTO」との掛け持ちで、月曜日の寺島まゆみさんの回の中には、似てる曲探しみたいなコーナーがあり、これは超お気に入り。「ハイヤングKYOTO」では、立原啓介さん、ツボイノリオさん、宇佐元恭一さんをよく聞いていました。
その他、文化放送発「中森明菜のひとつめのSAYONARA」(中森明菜さんが好きで、OBCラジオ大阪で聞いていたんですが、ある日聞き逃した際、放送時間が違うことを思い出し文化放送に合わせると聞けたので喜んでいると、2週間後同じものをOBCでやっていて、その時初めて2週間遅れで大阪で放送されていたことを知ったという・・・)、ニッポン放送「松田聖子 夢で逢えたら」(単純に松田聖子さんのお話がおもしろかった。このSONY Night Square枠はその後もずっと聞き続け、三田寛子さん、菊池桃子さん、南野陽子さんの「NANNOこれしきっ!」ぐらいまでは聞いていたなぁ・・・)等のアイドル系番組、「大橋照子のラジオはアメリカン」のネタ番組、「アニメトピア」、新野新さんと笑福亭鶴瓶さんの「ぬかるみの世界」、浜村淳さんの「サタデーバチョン!」、「小森まなみのドキドキNight」・・・うーん、まだまだあったはずだが・・・もういいって?
その他にもTFMの番組やら伊集院光さんや宮川賢さんのやっているTBSの過激系トーク番組など、いくつも後から聞いて楽しめるものがあります。今の若い人達には昔のものを、逆に今それなりのお年の方には、ちょっと一回り違う世代のを聞くだけでもとても心が軽やかになるのではないか、と考えるので、是非番組はトークを中心に幅広いラインナップになれば良いな、と思います。
もしかしたら、番組、ならぬ、更にコーナー単位で一か月分ずつ、という販売でも自分はとても嬉しいです、ハイ。
※この項、まとまり無くてすみません。一人で熱くなってしまい、数十行は消したのですが、その他はまとめられなかった・・・。適当に読み飛ばしていただけたら幸いです。
2.別のターゲット
辻さんが書いてらっしゃった、
>少なくとも当時聞いていた方々がしみじみ聞き返す需要は底堅くあるようです。
がもちろんメインターゲットなんですが、極めて個人的な想いで言うと、別なターゲットは、「どうしてもあの時のあの回をもう一度聞いてみたい!」というユーザーです。
(例)
- 好きなタレント、アーティストが出る、ということがわかっていて、例えば、後で繰り返し聞けるようにテープまで録音しようとまでしていたのに、「直前で寝てしまった」、「いざ録音しよう、とすると録音可能分数を超えてしまい全部録音できなかった」、「いざ録音しよう、とするとカセットテープのツメが折れているものを使っていたばかりに、録音がすぐに開始できず、最初の数秒が切れてしまった」という未達成感が残っている
- 次の日学校に行ったら、「昨日の○○、お前が好きって言ってた△△ってのが出てたぞ」と言われて悔しい思いをしたことが忘れられない
- まさか読まれるとは思っていなかった投稿ハガキ等がふいに読まれて「やったー!採用された!」という喜びと共に、「しまった!だったら今回のは録っておけば良かった」と公開したのは後の祭り
- ラジオだけですよ~、的なとてもスペシャルな編集がされた曲とかが入っている回を聞くだけになってしまった
- 雑誌等で噂に聞く、自分がとても興味のある番組が、そもそも自分の住んでいる地域の放送エリアでは無かったため、がんばってチューニングを合わせても、全く入らない、もしくは、雑音交じりかつところどころ外国の放送等にて音声をかき乱されてよく聞こえなかった
なんて経験のある人に、それこそ過去の古傷を癒し、「やっぱインターネット時代って最高!」って感じになるとより共感を持っていただけるのではないか、と・・・。
何?例が具体的でピンポイント過ぎる?・・・全部自分の経験なのですが・・・皆そんな経験無い?ああ、そうですか・・・orz。
3.コンテンツ用意(案)
ブロガーミーティングでも話題として、”そもそも放送局は当時のコンテンツ、まだ保管しているだろうか?”というのがありました。
実際の保管有無はわかりません。ただし、一つの解決案として、当時のコンテンツを私的コレクションのために録音している人から著作権を持つ放送局自らが買い上げる、という方法は取れないのだろうか?と思っています。
例えば、単純には、自社が録音保管していれば良かったものを録音して今まで保管していてくれていた、という「業務委託」代として、もしくは、自社が放送したプログラムがきちんと正常に届いていたことを受信報告として行うことでベリカードを放送局から受け取れる場合がありますが、そのような名目で、いついつの放送に関する受信報告結果の「調査」費用として、買い上げる。著作者自らが買い上げるのであれば、権利関係の処理はまだクリアし易いのではないか?と思います。
では、ネット上に流れているそういった私的録音物(が実際あることは知っています)と、公式として発売するものの差別化は「音質」で図れば良い、と思います。まず前述の買い上げも誰か一人からではなく複数から。集める音源の質の問題もありますが、その他にも、例えばOBCで聞いていたオールナイトニッポンでは、エンディングの時にまだパーソナリティが話しているのにフェードアウトしCMに入ったりすることがあり、必ずしも完全版ではなかったことがあるため、そういった検証を行うためです。そうやって集めた複数の音源のそれぞれの良い部分を編集・結合し、更に業務用機材でノイズリダクションする。現代の技術だからこそ、そのまま直接放送局で録音していた音源のようなもの(100%完璧にはならなくても)は十分可能か、と思います。
とても綺麗にクリアにしたものを、きちんとDRM付で販売すれば、(その金額にもよりますが)勝手にネット上に流れているものとの差別化は十分効く、と思います。
以上、久々に記憶を蘇らせ、ラジオの話を書こう、とすると、ついつい意味も無く熱くなってしまいました。脈絡の無いエントリーになっていること確実。誠に申し訳ございません。