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阿里巴巴(アリババ)その7(蘭 らん ラン 通販)

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すみません。阿里巴巴に関係ない話でした(BtoBサイトという意味では、全く関係ないわけではありませんが)。

ところで一昨日、株式会社SUNの奥井社長にお会いしました。セカンドラフの中でコマースを実現するTokyoZero番地で有名な方です。1時間半ほどお話させていただいたのですが、特に興味をひいた話題は、日本の若者が台湾化をしているかどうか?というテーマでした。

日本は(最近でこそ変わりつつありますが)かつては優秀な学生は法学部を卒業して国家公務員、弁護士、都銀などに行くのが一般的でした。現在では、それがコンサルティング会社や外資系投資銀行に変わりつつあるのかもしれませんが。

一方、優秀な理系の学生は、博士課程に行くか国産メーカー、あるいは文系就職で代表される有力金融機関、商社なども選択の一つなのかもしれません。

これに対して台湾では、優秀な学生がITベンチャー企業に行くのを厭わない現象が以前からありました。彼らは平然と、「国家公務員になったり銀行に行くより、ITベンチャーに勤務してストックオプションを貰い上場を目指すのが金持ちになる最速の道」と言ってのける人が多かったのです。日本で例えば東大を卒業してすぐにベンチャー企業に行く人は(もちろん例外的にあるとは思いますが)その数は多くはなかったと思います。

ところが最近は、若い人々が平然と「ITを勉強しているのは、ベンチャー企業に入ってオプションを貰って金持ちになるため」と言い始めた、というのが奥井社長の意見なのです。奥井社長のこの発言に対して、私は「日本の学生も台湾化が始まったのでしょうか?」と答えました。奥井社長は、「日本の若者の台湾化や韓国化がはじまったかどうかは分からないが、嘆かわしいものだ。何か夢を実現する、とか、大きな達成感を得る、とか、そういう目標は彼らにはないのだろうか?」と嘆いておりました。

奥井社長は、「自分のような30代で未だに夢を語る人間は10%しかいないよ。」と言っていたのですが、まさしく同感ですね。20代の頃にはあれだけ夢を語る人間が自分の周りにたくさんいたのに、30代になるとどうしてここまで激減してしまうものなのでしょうか?私も38歳。もう夢を語っている年齢でもないのかもしれませんが、それでも夢は捨てたくはないと思っています。

もちろん、夢を忘れていく理由はたくさんあると思います。結婚も大きな理由でしょうし、特に大企業に勤務していると、40近くなると退職金が見えてくる年齢かもしれません。また子供が生まれると、自分の時間が激減することもあるのかもしれませんし、また同じく大企業である特定の業務を特化してやっていると、なかなか方向転換を考えることも難しいでしょう。

しかし、それでも10%程度の人間は30代になってもまだ夢を持っている、と奥井社長が言っていたには、私は一安心を感じました。10%という数字は小さいのかもしれませんが、日本の30代の人口をそこへかけ合わせれば決して少ない数字ではありません。私もその中に継続して入っていけるように毎日を悔いなく生きていかねば、と改めて思った次第です。

阿里巴巴の馬雲が起業を行ったときには、果たしてどのような心境だったのでしょうか?本日は、阿里巴巴に全然関係ない話になってしまいましたが、また次回から阿里巴巴の話に戻りたいと思います。

以下、続く!

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