コンサルタントの購買動機
就活学生さん向けに講演をしたときに、表題の整理をあらためてしました。
1. 他からは調達できない、圧倒的な高いスキルを持っている。
2. 他とは比較にならない、圧倒的なスピードで職務をこなすことができる。
3. 購買(契約)期間を通じて、積極的に触れ合う周囲の人材を啓発し、相互に技術伝承を促進してくれる。
コンサルタントとしてクライアントに購買されるんですから、スキルやスピードは当然のことです。
景気が良いころは、とにかくクライアントも忙しいということで、よく「時間を買う」という言い方で我々がいろいろと登用されてきました。
最近は、3が最後の後押しをして、採用(購買)が決定することが多いです。
つまり、
3を基準に、誰が採用されるかが決まります。もし誰も条件合致しなければLOSTということです。
というわけで3についての素養を高める教育・指導をファームとしてはしていかなければなりません。
しかし、意外とこのテーマの教育プログラムがないのです。
そしたらクライアント、特にITサービス企業から購入の打診が!複雑な気持ちです。
これからは「人間力」の時代です。
「この人は優秀だ。」
l 期待した、あるいはそれ以上の技術・経験を持っている。
l きっと一緒に仕事をする人達にも伝承してくれるだろう。
「そしてとても良い人柄も備えている。」
l 嘘も言わないし、見栄も張らない、誠実な人だ。
l 仕事に情熱もって献身的に取り組んでくれそうだ。
l 一緒に仕事をする人達にも好影響を与えそうだ。
そんな人材に我々はならなくては。
いよいよ2月から各企業(=クライアント)は来期予算策定の時期ですから、我々にとっては一番の営業シーズン!身が引き締まります。首まで絞まって死んじゃいそう(爆)。