キバっていってヨ!
キバっていくゼが合言葉だけど、その割にはまーだイマイチ、なんかハマれないなあ・・・おーい、なんか電王が応援に復活するらしいですー!もっと頑張れー!!(笑)
(仮面ライダーがその「時代」を映す? ~第1弾)
前作の「電王」が電車ブーム?(鉄道博物館の移転やSUICA&PASMO等)に影響されているのではというコンセプト、且つ史上最弱の主人公(素のライダー)というキャラ設定に比べると、明らかに「何故、吸血鬼?なぜバイオリン??何故、親子で時代が入れ替わりながら進行するの?」と、・・・まだまだわからない要素があるのですが、
・・・子供達の反応をみると、とりあえず、人気は明らかにゴーオンジャーに負けてます・・・ううっ、悲しい。
ここまでの放映をみている限りでは、基本的に内気で、非社交的な主人公が、なんで自分が仮面ライダー(キバ)になって戦っているのか、戦わねばならないのか、・・・納得もしないまま、戦っているうちに本気で葛藤し・・・そしてその時々にその答えを見出して、また士気を取り戻し、戦っていく・・・
なんとなくですが・・・ここまでは、自分の存在意義や勤労意欲について疑問を感じる、多くの世代へ対して、メッセージを投げているように思えています。
(なんでちゃんと納得もしてない中で、こんなことやんなきゃなんないの?!)
「きっちりした理屈なんて深く考えてもキリないよ。己の感性に、素直にしたがって・・・ね!」
なので、
未来満載、元気全快、な・・・子供達には・・・こういう微妙な世界、理解しづらいんじゃないですかね。
主題歌も、さすが河村隆一・・・高くてナルな声(爆)、これ原キーで妻のママ友と子供たちの前で歌う(正確にはよく歌わされるのです)ために、ついに私はタバコを止めました(爆)!
ところで、この歌・・・歌詞含めて、とてもいいですなあ。
前作は明るくて、「いじめに負けるな!競争社会に悲観するな!きっと明日はいいことあるぞ!!」って感じだったんですが(詳細は次回で後述)、・・・
うん、・・・この歌もいい♪
子供は評価しないかも知れないが、大人の自分には結構共感がある。
「つながり」とか「絆」という言葉を使っているところが、なかなかにいいです(JASRAC:147-3596-2)。
僕は好きだなあ。
しかし今回の基本ストーリー・・・狙って何かを仕掛けてはいるんでしょうけど、今回も二人ライダー構成なのに、「イクサ」があまりに好かれる役でないのでは!?
対立するのは悪いストーリーじゃないと思うんだけど。でもあんなに嫌な性格じゃなくてもいいのに・・・あとでちゃんと改心というか、誰もが納得する正義の味方になるのかね??
確かに前回キバ&キャッスルドランと共闘してたけど・・・なんか、ゼロノスどころかカイザくらいが精一杯なのでは??
(ああっ、分析順間違えたかも・・・解説しづらい。過去作品の詳細は、必ず・・・後述シマス。わかりづらかったらすみません)
キバも強さが際立ちません。
基本的に、もとから強いのではなくて、憑依するアームドモンスターが強い・・・ってほどでもないからなあ。ちょっと中途半端なんだよな。電王の影響は大きいですね。ついつい視聴者は比較しちゃうかも。
キバの方がイクサより一応は強いんだけど・・・でもフェイクフエッスルとか、なんか解せないツールも駆使したうえで(笑)・・・イクサはキバ同等に強いわけです。
ドガバキフォームとかいう、結局従来同様の「てんこもり」になればなんとかキバが強い、っていうか・・・しかし、てんこもりにしても従来のストーリーからしたら出すの早過ぎな気もするけど!
まさか、さらにもう一人くらいライダーが出てきたりするのか?・・・いやあ、それはなさそうだなー(笑)
これは、
「世の中なんでも公平なわけない、・・・そんなこと文句言ってないで、正々堂々、実力で圧勝しなさい!」
ってメッセージがあるなら、一応の理解はできます。
実際イクサは、その特徴ゆえ、複数の人間(+ケダモノ)の間で取り合いになっています。努力を伴わずに実力を手に入れる・・・世の中の不正というか、個人的感情に基づく正義感を(もちろんデフォルメしているわけですが)風刺しているような感じです。
それにしても、今回はちゃんとライダーとしてバイクには乗ってるので(笑)、ちゃんと仮面ライダーを名乗っています。これは正しい。たまにバイク乗れないときありますからね、自転車とか(笑)。
それにしても、キャッスルドランはかっこいいなあ。
幽閉されているガルル、バッシャー、ドッガが憑依して強くなったり、祈祷師のせいで音也が渡に降臨したり・・・うーん、やっぱり電王に似てなくもないが、なんでもマネしちゃダメってわけには行きませんし・・・まあ、これは戦略としては良しとしよう。
前作は電車が巨大化した敵を攻撃していましたが、まだこっちの方が正視できますね。電車が戦うって、・・・なんかねえ(笑)。
バイオリンにフエッスルというあたり・・・今回、クラシックに焦点があたっています。「のだめ」も昨年ブームになったと思いますが、これからクラシックブームを予見しているんですかね。それとも、確かに最近はTVやラジオでも、クラシックアーティストが結構露出しています。千の風の秋川さんもそうですね。
今、子供達には是非!「クラシックの良さを!!」・・・って感じなんでしょうね。良い誘導とは思いますね。
ただ、それならば、・・・やっぱり、著名なクラシックは一応番組で戦略的におさえて欲しいですよね。なんかそこまで追求されてないですよね。そこまでは・・・
しかし、それにしても・・・(再び)なんで吸血鬼フォーカスなんだろう・・・
思いつくのは、「模倣」「伝染」とか?突然病気が流行したり、残虐な犯罪をみて模倣犯が出たり・・・とか、オリジナリティのない現代を風刺しているのでしょうか。
まあ、我々親の世代は、確かにこういう怪物系を一通りたしなめました。
聞けば前作は平成ライダー最低の視聴率だったそうです。
ただ、グッズその他は超人気だった。今回は視聴率回復のために、親の世代を狙い撃ち、なのかなー。・・・うーん、でも私は例えば、あんまりそれ、伝わってきませんが・・・(苦笑)
そうだとしても、吸血鬼がフォーカスなのに、・・・バックアップが狼男に半魚人、そしてフランケン!(おーい、人造人間ですけどーっ、爆)。
変な意味、てんこ盛りです。これまでの「クラシックな」怪物君系・・・ま、いいか。
今のところは残念ですが、電王の成功と反省を、少々手探りながら軌道修正して、大ブレークへチャレンジしているんですかね・・・でも、まだまだ「Break the Chain」できてません。
頑張れーっ。少なくともここに1家族、応援しているのが、いますよーっ!!(笑
というわけで、初回はいまいち分析になってないけど、・・・とにかく放映中の解明途中ということで、今日はこれにて(期待はずれに思う方々にはお詫びシマス)。
次回以降、「555」まで順次さかのぼって、終わったそのころの進展をみて、キバについてはまた総括したいと思います。
拝
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