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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

【ITエンジニアセカンドライフ】チャンスに乗るかどうか

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ITに強いビジネスライターの森川です。

昨日宣言したとおり、しばらくの間、自分の独立について振り返ってみたいと思います。

そもそもなぜ独立しようと思ったかというと、チャンスが来たからでした。

当時の私は、入社以来17年半在籍した会社を辞め、営業として転職してから10ヵ月ぐらいでした。

いろいろなことから逃げてきた私ですが、この頃は得に逃げる傾向が強かったと思います。1999年に罹った神経症の後遺症も癒えていなかったせいもあるでしょうが、本当によく逃げました。

実は1993年につらいプロジェクトに入ってから、ずっと逃げ続けてきました。99年の神経症はその蓄積によるものだったと思います。

最初の会社も、ちょっとしたことがあって切れて辞めたのですが、それはきっかけで、それまでにもう逃げたいなという状況になっていました。

このとき(チャンスが来たとき)も、全く売れないのでもう逃げたいと思っていました。

とはいえ、全く売れずに辞めるのも嫌だったので、ある研修で知り合った営業のベテランの方に、あまりにも売れないのでどうしたらいいか相談したのです。

そうしたら、「君はモノを売るより、自分を売ったほうがいいよ」と殺し文句を言われて、ITコンサルタントの仕事を紹介されたのでした。

大阪の某企業に半年間常駐で、プロジェクトマネジメントの仕組みを作ってほしいという話でした。毎週末自宅に帰れるという好条件でしたので、逃げたかった私はほぼ2つ返事で決めました。

妻には相談したと思うのですが、何と言われたか思い出せません。もしかしたら思い出したくないようなことを言われたのかも知れません。引っ越しは一人ひっそりとやった記憶があるので、歓迎はしていなかったのでしょう。それは仕方ないというより当然のことです。

独立も単なる憧れでしたので、全く準備をしていませんでした。本当にうかつだったと思います。

そんな独立でしたから、その後死にたくなるような状況が何度かやってきましたが、しかし独立したことについては、今でも全く後悔していません。それどころか、やって良かったという気持ちしかありません。

実際逃げだったと思うのですが、しかし仮に転職も独立もせず、最初の会社に留まっていたとしたら、私はかなり嫌な人間になっていたことでしょう。妻も耐えきれず、離婚されていたかもしれません。

わが家は共働きで子供がいないので、うかつなことができたというのは大きいでしょう。なので、あまり無責任なことは言えないのですが、これはチャンスと思ったら乗るほうがいいと思うのです。

家族の反対で気持ちが萎えるようなら、それは本当のチャンスではなかったということでしょう。

【教訓】

  • チャンスと思ったら乗る
  • 逃げで独立してもいい
  • 家族の反対で萎えるなら本当のチャンスではない
  • できれば準備しておこう(※)

※何を準備したらいいかは読み進めれば分かるようにするつもりでいます。

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