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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

11月1日 運のある人、ない人~人間の両面性(#527)

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11月となりました。今年も304日が終わり、残り61日となりました。

今月の『松下幸之助 成功の金言365』のテーマは、「人間を考える」です。まさに哲学のテーマです。松下幸之助さんが、この哲学の最大課題の一つにどう回答しているか、楽しみです。

世の中には、運のある人、ない人、どちちらも必要だと、松下さんは言います。

芝居にたとえれば、舞台に立つ人も、裏方も同様に尊い。

それどころか、監獄に入れられた人も政治家も、高い次元から見ればみな同じ、平等だと言うのです。

成功している人だけを褒めそやす、あるいは自分の成功(プチ成功も含めて)自慢してはばからない。こういう人を私はあまり好きになれませんが、失敗している人を尊敬せよという発想は私にはありませんでした。考え直さなければならない。

少しずれますが私は 人間の両面性ということから次の言葉を思い出しました。山本周五郎の『赤ひげ診療譚』に出てくる言葉です。今日の一言とします。

今日の一言)人間ほど尊く美しく、清らかでたのもしいものはない。だがまた人間ほど卑しく汚らわしく、愚鈍で邪悪で貪欲でいやらしいものもいない。

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本年の一日一言は、『松下幸之助 成功の金言365』を毎日1ページずつ読んで、自問自答するという趣向です。

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