11月12日 ものを頼む~上手に頼めるようになるには(#538)
人間は利害によって動く面と、利害だけでは動かない面があり、こうした二つの心のアヤをよくわきまえて行動することが、スムーズな人間関係の構築につながる――といいます。
松下さんが挙げている例では、頼む人の態度によって、得することでも断ったり、損することでも引き受けたりするとあります。
これは、松下さんなりにわかりやすく説明するための方便で、実際はそれほど単純ではないということは、当の松下さんが一番よくご存じではないかと思います。
人間には、立場とそれに伴う利害というものがあり、みんながみんな同じものを欲しがっているわけではありません。
そのあたりをきちっと読むのが人にものを頼む最大のコツのように思います。
たとえば人と人をつなぐことで稼いでいる人がいるとします。このような人を講演に呼びたかったら、高い講演料を払えば来てくれるかも知れません。
しかし、それよりも、自分の作っているコミュニティーのメンバーを紹介しますとか、とっておきの知り合いがいるんですが今回ゲストでお呼びしていますなどと言えば、無料で引き受けてくれるかも知れません。
このように、相手が一番望んでいることを見抜くことが大事です。そのためには、常に人に感心を持つことですね。
今日の一言)人に上手にものが頼める人間になるには、普段から人に関心を持つこと。
← 今すぐクリック
見込み客には会えるのに、なかなか提案や見積に進めない営業マンっていますよね?
ほとんどの場合、初回訪問で持っていく商談ツールに問題があるようです。
まさかとは思いますが、会社から与えられた商品パンフレットなんかで説明してはいないですよね?
11月30日分 満員御礼
12月21日分 満員御礼
2012年1月23日分 募集開始 あと8席 (11月12日 8時現在)
--
本年の一日一言は、『松下幸之助 成功の金言365』を毎日1ページずつ読んで、自問自答するという趣向です。
--