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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

10月21日 多くを与えればよい~モチベーションが湧かないときにまず考えること(#516)

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本日の松下幸之助さんの教えは重要なので、個条書きにしたいと思います。

  • サービスは、本来人を喜ばせるもの
  • 相手が喜んでくれれば自分もうれしい――これは自然の感情
  • 自分の得意分野でサービスをしあうというのがこの世の理法
  • 多くを受けたければ、多くを与えればいい
  • 与えもしないで受けたいと思うのは、虫のいい考え
  • 十もらえれば十一返す

まったく、この通りだと思います。

問題は、何を与えれば一番いいのかがよく分からない人間です。

私も、ずっとこのことで悩んでいました。

何でもいいから提供せよ、そうすれば答えが見つかる、と教えてくれる人もいますが、そのモチベーションが湧かない。

要点は、人が喜んでくれることにあります。そのためには本気でやらないといけない。

私の友人であるセミナー講師の水野浩志さんがメルマガに書いていました。SMAPの話です。

▼【1日3分トーク術】SMAPは一流のプロなのか?
http://www.mizunohiroshi.com/archives/1602866.html

SMAPが「プロフェッショナル」に出演したときに、自分たちは歌もダンスも芝居もトッププロではない、だからこそ何でも本気でやるしかないんだ、という主旨の発言をしていたそうです。

SMAPがなぜあれだけ支持を集め、不祥事を起こした人間がいても致命的なペナルティーを与えられないのか、その秘密が分かったと、水野さんは総括しています。私もまったくその通りだと思います。

SMAPは笑っていいともの出演でブレイクした感があります。バラエティに出演すること自体はSMAPのメンバーは最初はおもしろくなかったようです。しかし、拒否しなかった。

私は、中居君と香取君が最初にいいともに出た頃のことをなんとなく覚えています。ちょっと斜にかまえた感じはありましたが、一生懸命自分たちのポジションを作っていこうと努力している感じが伝わってきました。それまでSMAPをバカにしていましたが、大いに考えが変わりました。

本気になれないときには、二通りの状況が考えられます。

一つは、本当にそれをやるのが嫌なとき。そういうときは避けてもいいと私は思います。

もう一つは、それに賭けるのに自信がないとき。恐怖心といってもいいでしょう。

この気持ちが出てきたときは、実はチャンスだと思います。

大事なのは、本気になれないときに、自分がどちらの状況にいるのかを見極めることです。

私は、今の状況が恐怖から来るものと自覚したことで状況が変わりそうです。

今日の一言)本気になれないときは、それが嫌だからなのか、それに賭けるのが怖いからなのか、どちらなのかをまず見極めよう。

本年の一日一言は、『松下幸之助 成功の金言365』を毎日1ページずつ読んで、自問自答するという趣向です。

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