7月4日 正しい意志決定~リーダーシップとは結局(#407)
松下幸之助さんは、リーダーたるものできるだけ速やかに、できるだけ正しい意志決定をせよと言います。そして、そのためには、その人なりの人生観、事業観、社会観をもち、それを常に高めていくことだと説きます。
※「意志決定」は「意思決定」の誤字だと思いますが、そのまま使いました。会社で普段するような決定は、基本的に意思決定です。何をどうするかを決めるに過ぎないからです。意志決定ともなると、どうしたいかを決めることになるので、大げさにいえば人生(あるいは社運)をかけた決定となるように思います(「それが私の意志です」という言葉の重みを感じてください)。もしかしたら、松下さんはそのぐらいの覚悟で決めろと言っているのかもしれませんが・・・
さて、7月のテーマが「リーダーになる」ということを伝えた7月1日の記事の中で、私自身はリーダーになることをあきらめたと書きました。また7月2日の記事で、リーダーシップに関する考え方は、リーダーたらんとする人にも、一匹狼でいこうとする人にも等しく役に立つとも書きました。
今日の記事などもまさにその通りで、一匹狼なら人生観、事業観、社会観がいらないということはありません。組織の人よりもさらに必要かもしれないと思うぐらいです。
※一匹狼の場合、それこそ「意志」決定の機会が多いから。ただ、だからといって組織人よりも一匹狼が偉いなどというつもりは毛頭なく、責任の範囲が組織人のほうが大きいからこそ、意志決定ばかりでは酷になると思うのです。一人では責任が取り切れないので、責任が分散するしくみが必要なのです。
これは、究極のところ、使い古された表現ではありますが、リーダーシップというのは人間力だからだと思います。
人間力が役に立たない人間などいないのです。どんな生き方をしようが、人間力があったほうがいい。これは断言してもいいぐらいのことです。
あたりまえだと思うでしょうか?その割には、人間力に無頓着な人は多いように思うのですが・・・。
今日の一言)どんな生き方をしようと人間力はあったほうがいい。
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本年の一日一言は、『松下幸之助 成功の金言365』を毎日1ページずつ読んで、自問自答するという趣向です。
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