日本再生のキーワードは「未完成」?
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一人の総理大臣の任期中に2回上がった消費税。これだけ民間が疲弊しても、なんとしても死守したいようですので、あまりお上に期待することは難しそうです。
では、我々民間企業で何ができるのか。少し感じているのは「未完成による売上向上」です。
日本の「未完成の魅力」の筆頭がアイドルですよね。歌はいまいち、ダンスもいまいち、容姿もそこそこ。だけど、応援しているうちに成長していき、テレビで活躍するようになり、ついにはドームツアーまで開催する。それを応援する人たちがいて、握手券を求めてCDが爆売れ。このスパイラルがヒントなのかもしれません。まさにPDCAで、見直しをしてやり直す。未完成でいいから、やって見直して、スピーディーに次に向かって、という具合ですね。
日本の場合、製造業がいい例ですが、ものすごく完成するまでがんばります。がんばるのはいいのですが、とても時間がかかるわけです。
ソフトウェア開発でいうと、70%くらいまでが仮に3ヶ月でできたとすると、そこから95%くらいまでって、どう考えてもその2倍の時間を要します。さらに、QA(テスト)をやってバグ出しをしてブラッシュアップしていくと、さらに倍。あっという間に1年が過ぎてしまいます。
オンラインゲーム開発のように、アルファ版でヘビーユーザーにバグを見つけてもらい、ベータ版で公開バグ出しをする。そんなことを、他のビジネスモデルでもやっていけたら、なんて考えている今日この頃です。
あ、粗探しして騒ぎたがる暇人との決別も必要ですが。
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