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今、なぜ野球離れが加速しているのか

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高校野球が終了しましたね。僕は、高校野球は好きですが、どこの地区ということで応援することはありません。本来であれば、僕の出身地である大阪の高校、あるいは現在住んでいる東京の学校を応援するべきなのでしょうが、実情は地元の生徒ばかりじゃないじゃないですか。

どこの学校とは言いませんが、大阪にも、あるいは青森あたりにも、地元以外の生徒がたくさんいますよね。マーくんなんて、北海道の学校でしたが、兵庫県出身の関西弁です。(笑)

そういうことで、どこの学校ということはなく、たまたま見た試合の学校は、どちらも応援しながら楽しんでいます。

その一方で、僕が子供の頃とは違って、野球に興味を持たない人が増えているという情報がありました。

深刻な「子どもの野球離れ」大人が引き起こす事情(東洋経済オンライン)

「高校野球は2015年あたりから新入部員が激減し、毎年1万人くらい新入部員が減っていた時期があります。中学軟式野球を主宰する中体連も50%減。もちろん学童野球も神奈川県では7年前に2000チームあったのが約500チームに。これは全国的な傾向です」

お子さんがいらっしゃる方は体感的に感じられるかもしれませんが、野球をしているお子さんって、1クラスに何人いるでしょうか。

僕が子供の頃、いや、20代くらいでも、毎日のようにテレビで野球を放映していましたし、野球の後のドラマは、しょっちゅう試合延長で放映開始が遅れていました。が、現在ではプロ野球をテレビで見ることはほとんどありませんよね。

もちろん、野球を含めたスポーツチャンネルで見ることはできますが、誰でも、という時代ではなくなりました。

また、子供の頃から野球をするためには、親のサポートが必要になります。僕の知り合いは、子供さんが野球をするために、審判を請け負ったり、あるいは試合のための送迎をしていますので、普通の会社員では難しいですよね。(彼はお寿司屋さんの板前です)

仮に、野球をしたいお子さんの両親全員が共働きでは、このサポートは無理、ということになってしまいます。

さらに、野球道具が高い、というのは昔から言われることです。発展途上国で野球が普及しないのは、道具が高いから、というのは有名なことです。

僕的には、今回の高校野球を見ていて、改めて「坊主頭」に違和感を感じました。普段の電車で見かける高校生で、坊主頭を見る機会など、ほとんどない。高校野球だけです。生徒としても、喜んで坊主頭にしたい生徒って、どれくらいいるのでしょうか。もちろんスポーツなので、短髪がいいのはわかりますが、丸坊主である必要性は感じないのが正直なところ。

部活でも、もともと強い高校はともかく、そうではないところだと、監督が野球を経験していない、なんてこともあります。先生も、無理やりやらされているだけで、ルールだけ頭に入れて指導する。やたらと偉そうに怒鳴るけど、自分ではできない。

さらには、高野連、大学野球、プロ野球、それぞれの運営母体がきちんと連携されていない。というか仲が悪い。(参考:柳川事件

高校野球に戻ってみると、この猛暑日に甲子園球場に行くために、いくらの費用がかかるのか。と考えると、お金もかかるし、でもプロになりたい人に向いているとは限らず、そんなところから、野球離れが加速しているのかもしれません。

ただの、イチ野球ファンとして、気になっている問題です。

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