B/S、P/Lを読めるようになろう!そして経営者は必須
B/Sはバランスシート、日本語では貸借対照表。
P/Lは、Profit & Loss Statement、日本語で損益計算書。
この2つを読むことができるでしょうか。あるいは、見たことがあるでしょうか。
会社員ならば、自社が非上場で公開していないこともあるでしょうが、上場企業のWebサイトに行けば、必ず公開されているので、そこで読む練習をしてもいいかもしれません。逆に、これが読めると経営が見えてきます。理解できると、会社員としても目線が一つ高まると思っています。
最近は、僕が社会人になった頃に比べて、格段に起業しやすくなっているわけですが、起業してもB/S、P/Lを読めないままの人って少なくないようです。
しかし、B/L、P/Lは会社経営の基本であり、根幹です。これを読めないで、経営するなんて無理な話ですし、会社の会計にはもっと煩雑な書類がたくさんあります。B/Sすら読めない人にとっては、他の計算書類なんて到底読めっこないだろうな。と思うのです。
正直言って、起業するプロセスの中では、数字のところはとても地味な作業です。ですが、これを疎かにする人は、霞を食べるような話をしがちです。「調達」という言葉に振り回され、またそれを良しとして外部から資金を調達してしまい、結果的にVC(ベンチャーキャピタル)の担当社員から叱責されまくる。(若いVC社員に叱られるの、キツイっすよ)下手をすると、乗っ取られる、なんてことになりかねません。
しっかりと地に足をつけた経営をし、場合によっては多少ビジネスモデルから外れたとしても、単月黒字化を目指す。単黒が出来ない会社に、将来的な黒字化なんて出来るはずもありません。黒字化できないということは、当初の資金の中から、社員に払う給与だって底をついてしまうわけですし、かといって他人の懐を当てにしたところで、B/Sすら読めない経営者に出資してくれるはずもありません。
イシンは創業13年目にして、当初からお世話になった税理士先生が、ご高齢で引退をされることになり、新しい税理士先生のお世話になっています。そのやり取りから、ふとそんなことを再認識した今日この頃です。