転職の際に、みんなが忘れているいちばん大事なこと
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いくつか転職をして、起業して現在がある僕には、ときどき転職の相談をいただくことがあります。その際に、意外と忘れている人が多いことがあります。
「自分のこと」
当たり前すぎるのか、自分が何者で、何ができて、さらに今までの経歴、といった自分について、をきちんと整理しないままに、転職を考えている人がいるようです。
例えばこうです。
「Googleに転職したい。あそこに行くと、こんな待遇があって、こんな働き方ができるらしい」
企業は、その人のために存在するわけではなく、どんな仕事ができる人が、どういう仕事を実現してくれるのか、によって採用するか否か、を決めるわけですよね。
しかし、こういう人は、夢だけで採用される、と思い込んでいる。企業はボランティアで存在するわけではないんですよね。そもそも、今までやってきたことが、Googleにとって必要なことなのか。Googleに役立つのか。これは他の企業だったとしても同じですよね。
その昔、僕が働いていた会社よりも大きな会社が、「うちの会社より待遇が良い」と騒いでいるトンチンカンな人がいました。
「あなた、そこの会社落ちたじゃん」
過去に採用試験に落ちた会社を羨んでも、何も生まれません。これも、自分を理解していない人ですよね。
自分を理解し、何ができるのか、そして何が足りないのか、を理解したうえで、転職を考える必要がある、そんなことを思う今日この頃です。
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