失敗を許容するところが繁栄の第一歩
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KISSと聞いてすぐに分かるのは、40代後半から60代前半でしょうか。
こんなふうに顔をペイントした派手な出で立ちのロックバンド。前出のジーン・シモンズ氏は、今年で御年67歳になるベーシスト&ボーカリストです。前出の記事では、こんな話をされています。
一つの成功の裏には、死ぬほどの失敗の屍があるよ。失敗は成功の宝庫だ。私の本でも書いている。それを端的に表すのが、バスケットボール界のスーパースター、マイケル・ジョーダンのこの言葉だ。
「私はキャリアを通して9000回以上のシュートを外した。300試合に敗けた。26回、決まれば試合に勝てる最後のシュートを仲間に託されたが、外してしまった。何度も何度も失敗した。だから成功することができたんだ」
誰でもいつか必ず失敗する。しかし、失敗を重ねるごとに、その分だけ、必ず強くなることができる。
スポーツで考えると、失敗するのは当たり前だと思う人は多いのではないでしょうか。野球選手のスーパースターで、打率3割をどれだけ超えられるか、というチャレンジをします。7割、8割なんてあり得ない。
でも、我々のビジネスの場、業務遂行において、失敗は許されない雰囲気になっていることが多いように感じます。「失敗したヤツには、二度とチャンスを与えない」みたいな。
失敗の仕方にもよるとは思いますが、失敗した人は間違いなく、失敗経験のない人よりもいろいろと知っています。身体で感じていますからね。
失敗した人を追求するよりも、失敗を通じて学んだことを評価できる文化を持つ企業があるのであれば、そこが繁栄の第一歩なのだろうと思います。
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